カチッとした経理は経営者・社長を守ります! 経営者保証ガイドラインを利用できるか?
しっかりした経理をしていることが身を守るという発想は
抽象的ではなく、具体的な効果があります。
フラッシュで光り輝くタマネギ
カチッと経理 経営者だけの悩み
経営者・社長の悩みは尽きません。
仕事であれ事業活動であれ、お金や人や納期・品質と関わると
何かしら不安を抱えます。
経営者・社長に限らない悩みもありますが、
経営者・社長に限定された悩みもあります。
たとえば、資金繰り。
多くの中小企業では経営者・社長が担う業務です。
資金繰りは事業の日常的な継続・運転だけでなく、
将来に向かっての投資や事業承継にも影響します。
金融機関からの借入とセットになる「経営者保証」は
経営者・社長限定の悩みのタネになります。
カチッと経理 ガイドラインを利用できるか?
ひとり社長の会社(法人)での経営であっても、
法人と社長個人のサイフは別物です。
とはいえ、金融機関から借入をした場合には
社長個人が法人の債務(借入)を保証します。
見方を変えると、法人の経営や返済が行き詰ったとき、
社長個人のお金・生活にも負担が及びます。
経営者・社長にとって経営者保証は大きな足枷(あしかせ)
ともなります。
たとえば、新規の投資にともなう借入では、
社長個人の負担が増します。
あるいは、事業承継。
経営者保証は後継の経営者・社長にとってハードルになります。
金融機関にとっては必要とされる経営者保証でも、
企業の経営にはブレーキとなる可能性もあります。
「経営者保証ガイドライン」はそうした支障となる経営者保証を
見直すきっかけにつながります。
経営者保証ガイドラインの要件は、以下の3つです。
- 法人と個人のお金の分離
- 法人の資産と収益のみでの返済
- 適切でタイムリーな財務情報の開示
上記の3つの要件に共通している要素は、
- 適正な経理体制を運営している
という点に集約できます。
(「経営者保証ガイドライン 中小企業庁」で検索)
社長個人と会社のお金が混在していたり、
数か月分の記帳が放置されている状況では、
経営者保証の見直しは遠のきます。
カチッとした経理と経営者・社長自身を守ることは、
経営者保証とその見直しの際に現われます。
カチッと経理 創業支援でも拡大!?
経営者保証は既存の経営のサポートだけでなく、
創業支援でも見直しの可能性があります。
政府が今後、創業支援の一環として、
創業5年以内の個人保証不要という案があります。
魅力的な政策として期待もできますが、
貸出側・金融機関からは適正な経理運営が
期待されると予想できます。
現在経営者・社長である方にとっても、これから創業する方でも、
カチッとした経理が経営者保証による負担を軽減できるかもしれません。
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蛇足
2022年(令和4年)は物価高が続いています。
タマネギの価格は前年の不足も影響しており、
1個150円以上も珍しくありません。
冒頭のタマネギは1個78円で買い得だったのですが、
2021年7月のレシートを確認すると1個50円未満(笑)。
タマネギは用途の広い食材なので、価格変動が気になります。
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