経理は形から入るもおすすめです!
経理担当になっても慌てない!
「本質を掴んでおく!」は大切な姿勢です。
ただし、ちょっと力みすぎです(笑)。
「形から入る」をポジティブに見直してみます。
経理は形から 空回りしがち?
経験のない業務に従事しようとすると不安がともないます。
人事異動や仕事上の割り振りで業務が目前に迫ると、
業務を棚上げすることもできません。
前任者や周囲の期待があると、つい肩に力が入ることもあります。
経理業務は事業でのお金の管理と関わるだけでなく、
銀行や税務署といった強面との接点もあります。
一方で、力みすぎた気持ちが空回りしがちにもなります。
「形から入る」というアプローチがおすすめです。
経理は形から ゴールまでルーティン?
働き方改革や業務上の効率性・生産性の追求が期待されると、
「クリエイティビティ」が強調されがちです。
独自性や革新性が期待される傾向です。
経理業務にもクリエイティブな面はあります。
とはいえ、大半の経理業務はルーティン化されています。
年間のゴールでもある決算・申告も形式が決められています。
ちょっとガッカリする側面かもしれません(笑)。
経理業務の形式的な側面には、
- 継続的な処理が必要
- 比較可能性が期待されている
- これまでの知見が活かされている etc
といったポジティブな面もあります。
「形から入る」といった姿勢は否定的とは言えません。
むしろ偏った発想や誤解が経理業務の停滞だけでなく、
事業活動の足を引っ張るかもしれません。
経理は形から 事後的理解をためらわない!
経理業務といえば「簿記」による処理を連想します。
その通りではあるものの、それだけとは言えません。
簿記の処理といっても会計知識だけで完結することはありません。
消費税(インボイス制度)もあれば、法人税・所得税も関連し、
給与計算や社会保険も関わってきます。
座学であれば段階的に系統立てての学習がおすすめですが、
実務上はそうした状況ばかりとは言えません。
「形から入る」はそうした状況と折り合える発想にもなります。
前例への固執や追従だけでは残念な結果になりますが、
とっかかりとしては有効です。
「形から入る」を形式化や形骸化で終わらせないためには
事後的な理解がおすすめです。
知識の補完や拡充、誤解の修正を続ける前提があれば、
力み過ぎでの空回りを防げます。
経理担当だからといって単独での遂行とは限りません。
組織内だけでなく、税理士といった組織外部の協力者も
サポーターになりえます。
「形から入る」発想があれば、周囲やこれまでの成果も活かせます。
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ソメイヨシノの開花宣言に用いられる「標本木」の近くで勤務
していたことがあります。
石川県の標本木は金沢駅西合同庁舎敷地内にあります。
合同庁舎内には金沢気象台とともに金沢税務署もあります。
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