高齢社会だからこそリモートワーク!
仕事と介護の両立のビジネスケアラーは経営課題!

きっかけとは違うかたちでも成果が発揮される
といったことがあります。

リモートワークもその一つになりそうです。

人手不足を悪化させないためことも経営課題です。

命の塩の「ぬちまーすちんすこう」(沖縄県)

仕事と介護 捜索隊出動!?

地方紙を読んでいると、ときおり高齢者の捜索記事が掲載されています。

行方不明者のおおよその年齢や性別、体格、服装などの情報が掲載され、
情報提供を募る記事です。

新聞には掲載されないまでも、そうしたトラブルは増えています。

たとえば、私の実家のある石川県加賀地方の田舎でも。

町内に住んでいる高齢者の行方がわからなくなり、住人が捜索に参加
といったことが度々ありました。
 (いずれの件も無事に発見されました)

行方不明の当事者もさることながら、家族にとっても悩ましい問題です。

日中に家族に不測の事態が起きたことにも対処しつつ、
仕事も放棄できません。

行方不明・捜索後、当事者のご家族にお話を伺うことができました。

仕事と介護 リモートワークの効果

2020年(令和2年)からの始まったコロナ禍では感染対策として
「リモートワーク」が推奨されました。

リモートワークは通勤や職場、営業での接触による感染拡大防止
として期待されました。

ペーパーレス化やオンライン会議が注目されました。

リモートワークは同時に「働き方改革」ともつながっていました。

通勤などの移動時間の節約や場所の制約を受けない働き方が
効率性の面から強調されました。

前述の行方不明高齢者の捜索はコロナ禍に起きていました。

不幸中の幸いだったのは、当事者家族がリモートワーク併用
といった業務形態での勤務だったことです。

働き方改革やコロナ感染対策として推奨されたリモートワークが
仕事と介護のやりくりにプラスになったということでした。

仕事と介護 ビジネスケアラーは経営課題

2024年3月経済産業省が「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン
を公表しました。

家族の介護を抱える「ビジネスケアラー」を経営課題としてとらえ、
経営者が取り組むべき事項としてとりあげています。

ガイドラインではリモートワークへの言及はありません。

とはいえ、企業が取り組むべき事項として「人材戦略の具体化」
といった対応を示しています。

「働き方改革」も「リモートワーク」も一過性の課題で終わった
とは言えない現状が続きそうです。

仕事と介護の両立を必要とする「ビジネスケアラー」の存在は
今後も経営課題として続きます。

リモートワークも仕事と介護の両立支援のための選択肢となります。

リモートワークは業務の効率化や費用削減だけでなく、
人材確保の面でも有効な選択肢です。

 

蛇足
アイキャッチ画像はお土産でいただいた「ちんすこう」です。
「ぬちまーす」は「命の塩」の意味だそうです。
塩味は軽めでした。

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