動画・録音から自動で文字起こし!
Googleドキュメントとステレオミキサー
「その手があったか!」という手法です。
プログラミングのスキルが不要な方法です。
自動文字起こし 効率的だが非効率
高校生の頃、「実況中継シリーズ」という参考書がリリースされました。
(現在も語学春秋社から販売されています)
予備校での授業が臨場感のある文体でテキスト化されていて、
地方の高校生には新鮮な印象でした。
ウェブで動画配信が気軽に利用できるようになった今でも、
テキスト・文字の利用は利点があります。
- 動画・音声よりアクセス性が良い
- 再現過程の確認がしやすい
- 言語化による理解の確認
一部のウェビナーでは、動画配信に加えて
「文字起こし」したテキストも提供されています。
文字起こしされたテキストファイルをダウンロードすれば、
デジタルデータとして編集できるので効率的です。
反面、一から自力で文字起こしをしようとすると、
非効率性が際立ちます。
Googleドキュメントの音声入力機能を使うことで、
文字起こしの効率化を期待できます。
自動文字起こし ステレオミキサー設定
Googleドキュメントを使った文字起こしでは、
- パソコン上で出力(再生)した音声を
- Googleドキュメントの音声入力に反映させて
- 自動で文字起こしを行う
という工程となります。
Googleドキュメントの利用にはGoogleアカウントがあればOKです。
Googleドキュメントの音声入力は、
- 「ツール」→「音声入力」
- Ctrl+Shift+s
いずれからでも実行できます。
課題は、PCで再生した音声をGoogleドキュメントに入力することです。
ここで「ステレオミキサー」が必要になります。
Windows画面右下のサウンドアイコンを右クリックすると、
「サウンド」より確認ができます。
「ステレオミキサー」が表示されている、又は右クリックで表示できる
場合であれば準備は不要です。
私の使っているパソコンではステレオミキサーが確認できず、
- 「VB-Audio」
といったフリーソフトをインストールしました。
ダウンロード後に解凍して、「VBCABLE_Setup_x64.exe」ファイルを
- 右クリック→「管理者として実行」
でインストールします。
使用する際には「サウンド」の「再生」「録音」タブの「規定」を確認します。
(設定対象上で右クリックすれば設定できます)
Googleドキュメントの音声入力を起動した際には、アドレスバー隅のアイコンより
ステレオミキサーが選択されているかも確認します。
自動文字起こし Googleドキュメントを利用
Googleドキュメントとステレオミキサーを使った自動文字起こしは、
- 動画音声を再生
- Googleドキュメントの音声入力を始動
といった順序で進めます。
音声入力→動画音声再生の流れでは処理できません。
また、Googleドキュメントの音声入力を始動した後は、
- マウスにもキーボードにもノータッチ!
という制約もあります。
うっかりパソコンを操作すると、音声入力がストップします。
下記は実際に自動で文字起こしをした処理です。
文字の変換や句点・読点、改行といった点で充分な成果とはいえません。
とはいえ、動画音声から自動での文字起こしが実行可能である
ということは確認できました。
- 動画や音声が短時間であれば!?
- 話し方次第では…!?
試行錯誤の課題が増えました(笑)。
蛇足
今回自動文字起こしに使った動画音声は、
という自作の動画音声ファイルでした。
自分の声が自動で文字起こしされている画面をみていると、
ちょっと幽体離脱しているような不思議な感覚でした。
<ご案内>
■林友範税理士事務所
■災害と税金の情報
■確定申告のご依頼も受付中!