大人になると税金の勉強ができなくなるのか?
先延ばしが不利になる理由とは?
「納税の義務」だの「自己責任」だのかまびすしい割に、
税金の問題は誰もフォローしてくれない印象です。
税理士に依頼することが最短かつ王道かもしれませんが(笑)、
一歩引いてとらえ直すこともできます。
税金を「自習」するタイミングやコツを考えてみます。
税金の自習 耳学問が中心!?
「自習」ということばをみると、「休憩」を連想する
といったことがあったかもしれません(笑)。
やりたければ、ご自由にどうぞ、といった印象です。
大人の学習の大半、勤務先からの強制以外の対象は
「自習」が中心です。
他方で、自習が必ずしも座学や試験とはつながりません。
いわゆる「耳学問」といった、聞きかじりや受け売り、
つまみ食い式での知識の獲得や理解もあります。
税金などの生活とは関わりの深いお金に関連した対象では、
耳学問の比率が大きいかもしれません。
確定申告期での体験や経験談に現れます。
とはいえ、自習が耳学問に限定されるわけではありません。
もっとカチッとした理解や知識の獲得にも期待する
といった考え方もあるはずです。
税金の自習 勉強が難しくなる!?
大人になると勉強することが難しくなる理由として、
- 時間がない
- 加齢で脳力が衰える
といったネガティブな見方が挙げられます。
一方で、大人であることで、
- 学習にお金がかけられる
- 実践を通じた理解が深まる
とポジティブな見方もできます。
上記の見方はどっちもどっちです。
大人にとっての税金の学習は、
- 立場やタイミングの違いが大きくなる
- 関連する対象が税金にとどまらない
といった事情があるので、ややこしくなります。
たとえば、会社勤めの方の場合。
所得税の負担はあるものの源泉徴収と年末調整で処理が済み、
税金の申告・納税でアタマを悩ます機会は多くありません。
むしろ、住宅ローンや退職金、老後といったライフプランに
関心が強まります。
他方で、脱サラや創業・事業承継による経営者。
所得税もさることながら、法人税・消費税・相続税と
複数の税金の申告・納税の対策が課題です。
事業に関連したお金の負担は税金だけではなく、
- 運転資金
- 投資資金
- 返済
と事業の継続と関わってきます。
いずれにせよ、特定の税金だけを一律に学習することは
歳を重ねるにつれて難しくなります。
税金の自習 今でしょ!の根拠
年齢を重ねると対応すべき課題が減るとは言えません。
当事者が不在となっても、「相続税」として課題が残る
という可能性もあります。
また、税金の仕組みである税法は毎年変化しています。
いつか時間の余裕ができたら対応しようと想定しても、
期待通りに展開とはならないかもしれません。
受験勉強であれば、試験日時が強制的に決められています。
大人の学習には、一見すると期限がありません。
とはいえ、具体的な実践を想定するのであれば、
- 今でしょ!
というキャッチーな発想が自習のきっかけになります。
税理士だけでなく、社会保険労務士・司法書士も関連する
問題も現実には多々あります。
「思い立ったが吉日」は大人の自習にも当てはまります。
蛇足
アイキャッチ画像は事務所近くで撮影した写真です。
新緑が心地よい光景です。
真冬だと鉛色の雲と雪、真夏は容赦ない日光なので(笑)。
新緑の期間は貴重かもしれません。
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