勘定科目で悩んでフリーズしないコツ スルーと割り切り

受験者より実務優先記事です。


もやっとしても、その先へ。

勘定科目でフリーズ 正解を棚上げ

知識や経験の有無はどんな仕事でもありえます。
知識や経験の差が生み出す問題は、仕事の質・量に影響します。

仕事の量の差は、時間の差ともいえます。

知識や経験不足、慣れていない状況では仕事が停滞します。

経理処理でよくあるフリーズの原因では、勘定科目がわからないことがあります。
(もう少し広い視点では、仕訳がわからないも含まれます)

正確な処理が要求される業務では、正解があるという思い込みが強くなります。

間違った思い込みとはいえません。

ただし、時間は有限です。

一旦正解を棚上げして先に進む判断も必要です。

勘定科目でフリーズ スルーと割り切り

勘定科目(や仕訳)がわからない場合の対処法は、
・自力で調べる(本・ウェブ)
・過去の取引を参照する
がとりかかりです。

それでもわからない・もやっとしているばら、
・入金なら仮受金、出金なら仮払金として
・顧問先の税理士などに修正をもとめる
が前向きなスルーです。

期中の処理でわかりにくい取引は、会計ソフトに仕訳登録をしておきます。

上記は会計事務所と取引のある場合に有効です。

では、フリーランス・個人事業主で自力で経理をしている場合はどうするか?
(ここでは複式簿記ではなく、簡易簿記(単式簿記)を想定してます)

まず、本やウェブで取引にあてはまる勘定科目を探します。
このときに、正解を求めすぎないのがコツです。

たとえば、本によっては同じような経費を別の勘定科目で表しています。
・「旅費交通費」
・「交通費」
・「車両費」

Q:ガソリン代は・・・?

A:好みです!

デタラメをすすめているわけではありません。
(ガソリン代が「地代家賃」や「給与」では論外です)

勘定科目で迷ったら、調べたうえで
・最も当てはまりそうな勘定科目を
・一貫して適用する
ということになります。

言い換えれば、経理をした方自身が混乱せずに、第三者に説明できるという割り切りです。

勘定科目でフリーズ 無い勘定科目で悩まない

経理を始めたばかりの方にとっては意外かもしれませんが、
・売上原価や
・販売益
といった勘定科目はありません。
(売上原価対立法や分記法では使う勘定科目です。税理士・会計士受験用です。)

売上原価や利益は、決算処理の結果として表れます。
(売上原価の姿 なぜ簿記ではみえない)

経理処理、というよりは簿記の体系が前提になる処理もあるわけです。

時間の制約のなかで、前向きなスルーや割り切った判断もあります。

 

蛇足
勘定科目や仕訳が不明なときに資産・負債・純資産・収益・費用といった要素から考えるのが原則論です。
とはいえ、それも体系的な知識や理解があるのが前提です。

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