田舎だからオンライン化が加速する 原因はリストラ

逆説じゃありません。


マカロンのようにサクッと。

田舎だからオンライン化 商業は流行りは都会からだけど

流行は都会からスタートするというのは、直感的な発想です。

流行 = 都会 > 田舎

数年前、スターバックスコーヒーの店舗展開がそうした指標のように扱われたこともありました。
(「スタバは無いが、砂場はある」と・・・)

飲食店や小売業などは都市部での営業に魅力があります。

売上の量的拡大には、ロケーションが重要なわけです。
(売上=数量×単価、ですから)

商業上の流行は、都会から地方へ波及していく印象です。

そうした商業上の流行とは違う流れが展開しそうです。

各種の取引手続きのオンライン化です。

田舎だからこそ、オンライン化に向いている現状があります。

田舎だからオンライン化 原因はリストラ in 石川県

取引や手続きのオンライン化が強まっている背景は、
・2020年(令和2年)コロナ禍での接触回避
・人手不足での効率化の一環
・スマホ普及などのウェブ環境の充実
といったところです。

こうした背景は、全国的な一般論です。

もうちょっとローカルに現状を確認してみます。

私が住んでいる石川県(とくに南の加賀地方)をとりあげます。

まず行政。

平成の市町村大合併以降、地方の行政機関は集約されました。

かつての役場も支所としては残っています。

とはいえ、支所では住民サービスの一部の提供にとどまります。

次に金融機関。

石川県の地方銀行は、北國銀行(金沢市)一行のみです!
(「石川銀行」の破綻以来(2001年)、一行のみとなりました)

低金利状態が続くなかで、北國銀行も店舗の集約を進めています。

2020年9月には、2つの信用金庫が合併して、はくさん信用金庫(金沢市)がスタートしました。

今のところ店舗は既存の状態です。

といっても、業務効率化を狙っての合併です。
店舗数が増えるとは考えにくい状況です。

リストラというと、人員削減が想像されがちです。

ローカルでの長期的な視点では、行政機関や金融機関の集約がリストラとして目立ちます。

田舎だからオンライン化 リストラより先回りする

行政機関や金融機関のリストラは、今後も進みそうです。

業務の効率性を高めるという点では、やむを得ないのでしょう。

反面、行政機関や金融機関の手続きはオンライン化と相性が悪くありません。

行政機関や金融機関のリストラであわてるより、先回りでオンライン化を進める方が余裕があります。

不便になることを悲観する前に、できるところから手をつけることがおすすめです。

 

蛇足
行政機関や金融機関はウェブサイトが充実しています。
マイナンバーカードの取得やインターネットバンキングの利用の検討がスタートでしょうか。

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