税理士試験合格した直後にやったこと 転職と登録申請を意識して活動

とりあえず参考に。


登録申請にも必要です。

税理士試験合格直後 ケイタイの着信で知った!?

毎週金曜日というと、週末が楽しみという雰囲気です。
金曜日の午後からは、仕事を早く終えることに集中です。

世間一般のそうした状況とはまったく異なるのが、税理士試験受験者です。

税理士受験者にとっては、12月+金曜日=合格発表、です。
(2020年(令和2年)は12月18日が発表日です)

発表される内容によっては、週末どころか、人生の予定まで変わります。

私が合格したのは、2016年(平成28年)でした。
当時はとある通信会社で勤務。
税務会計と無縁の設計業務を担当していました。

試験結果は気になっていたものの、週末の慌ただしさのなかで仕事をしていた記憶があります。

午後の休憩時にケイタイ(ガラケー)を確認すると、着信履歴がありました。

とある資格スクールから・・・!?

そのスクールでは模試のみの受講だったのですが・・・

もしや、!!!?

終業時間間際に、こっそり国税庁のサイトで受験番号を確認すると、私の受験番号がありました。

税理士試験合格直後 報告・連絡、転職の意向も伝える

合格発表を知ってからは、報告や連絡が続きました。

まず、両親へ。
仕事からの帰途、両親の仕事場(酪農業を営んでいた牛舎)へ行って報告しました。

帰宅後に祖母や親戚に合格したことを電話で報告しました。

翌週の月曜日には、職場の上司や同僚にも報告。

???

通信会社で、税理士の「ぜ」の字もでない環境だったので唐突感はあったようです(笑)。

採用当初の上司には、税理士試験受験のことも伝えていたのですが、数年間で上司も変わっていたので驚かれたかもしれません。

税理士試験合格は、本人にとっても重要ですが、周囲への影響も無視できません。

私のように税務会計業界以外で勤務している状況で合格した場合、本人も周囲も転職を意識します。

私も合格を伝えるとともに、転職をするつもりであることを当時の上司に伝えました。

試験合格と転職は、必ずしもセットではありません。

とはいえ、転職の意思があるなら早めに職場に伝えることでトラブル回避になります。
(私は翌年3月まで勤務することで折り合いがつきました)

税理士試験合格直後 転職・登録申請の準備へ

時間的には前後します。
合格発表直後の週末です。

親戚への報告とともに、次の段階への準備も始めました。

転職と登録の準備です。

転職。

地元、石川県の金沢市を中心に会計事務所の求人を探しました。

ハローワークでの求人を探るとともに、履歴書を準備して翌週には北陸税理士会に連絡しました。

特別のコネが無いなら、地方の税理士会に転職活動の協力を申し込むのもおすすめです。
毎月発行の会報に求職者の情報を掲載してもらえます。
私の場合、翌年1月以降、数件の面談のご連絡をいただきました。
転職もそうした面談を経て、決定につながりました。

そして、登録申請。

税理士の登録申請には、税務会計業務の2年間の従事が要件です。

登録申請には、勤務先から作成された書類が必要です。

以前勤務していた会計事務所の所長(税理士)にも、合格したことを報告しました。
(手紙+菓子折りで報告。返送はされませんでした(笑))

転職後の勤務で登録申請の要件は足りました。

そうは言っても、不安要因は減らしておくのが安全策です。

税理士試験の合格は一度限りです。

参考になれば幸いです。

 

蛇足
とある資格スクールからは、合格発表日に再度お電話をいただきました。
官報で名前を確認して、受講者や模試受験者かと確認されていたそうです。
私は模試だけの受験だったので、お祝いのことばにも恐縮してしまいましたが。

蛇足2
合格を記念に、人生で初めて「官報」を購入しました。

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