ICT化やDXが後戻りしない理由とは?
飛び入りのきっかけとtetoruの設定
「想定外」をきっかけにしてしまうこともあります。
なし崩しでも前進してしまうとなんとかなるものです。
後戻りしない 少子高齢化のポジティブな一面
「少子高齢化」というフレーズはしっかり定着しています。
租税教室で小中学生にも説明や前置き無しで伝わります。
皮肉ですが少子化の一方で高齢者の割合が増えていることで、
児童生徒への「見守り隊」ボランティアは増えています。
通学や下校の安全を確保するわけでポジティブな変化です。
ローカルでアナログな印象の「見守り隊」ですが、
ICT化の波は確実の押し寄せています。
学校と見守り隊との情報共有では「tetoru(テトル)」
といったアプリが使われています。
即応性でも効率性でも情報の伝達に役立ちそうなアプリです。
問題は見守り隊の隊員側にあったりします。
後戻りしない 新入り見守り隊員のあせり
私の実家の母親が今年から見守り隊に参加しています。
先日、小学校より「tetoru」のアプリで情報共有を行う
と通知が届き泡を食っていました(笑)。
設定といっても複雑なものではなく、
- QRコードを読み込みtetoruをスマホにインストール
- メールアドレスを登録
- パスワードを設定
と複雑な処理はありませんでした、一般論として…。
問題は残念ながら山積してようで、
- QRコードって何?
- 読み込む、何を?
- アプリ???
- メールアドレス無い! ← あります!
- パスワード知らない!? ← 設定して! etc.
といった状態でした。
tetoruの設定ができない場合、
- 小学校に出向いて教頭(副校長)に設定を依頼!?
だったそうであせっていたようです。
とりあえず私が母のスマホを使ってtetoruを設定した上で、
利用方法を伝えました。
とりあえず母はtetoruの利用方法は理解できたようで、
数十年ぶりの小学校登校は回避できました(笑)。
後戻りしない 飛び入りのきっかけも活かす!
ICT化やDX(デジタルトランスフォーメーション)による効率化や
コスト削減といった効果は自主的な選択とみられがちです。
- 苦手だから…
- 関係無いから…
- みんなできるわけじゃない…
とICTの利用を見送る言い訳は延々と続きます。
一方で、自分が関わっているイベントや組織の動向次第で
否応無しに変化が飛び込んでくることもあります。
見守り隊のtetoruの利用もその一例です。
ローカルな変化では「納税組合」の解散もあげられます。
長年に渡って機能していた町内の納税組合であっても
金融機関の手数料増額といった変化で継続困難ともなります。
金融機関の支店やATMが減少していく現状や傾向を踏まえると、
キャッシュレス納税や決済を選択する可能性も増します。
ICT化やDXは効率性の向上やコスト面での改善とつながり
否定したり後戻りの可能性はありません。
飛び入り・想定外のきっかけでも取り組んでいくことで、
変化に慣れていくことがおすすめです。
蛇足
実家の町内会で納税組合解散が話題になっており、
まだあったのかと…。
「昭和」は21世紀にも続いているようです。
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