税金の問題は多数決で解決できるか?
段階的に整理する!
政治に興味がない方でも、不安なときは「数」が頼り!
ということがよくあります。
否定や肯定の前に問題の切り分けがおすすめです。
多数決で解決? 不安の解消は数?
不安を感じさせる問題に直面すると、
- お金
- 情報
- 知識
- 経験
- 腕力 etc.
と何かしら頼りになりそうな存在を探します。
有力な頼みの綱の一つが、「数」です。
自分が期待する選択の支持者や同調者の「数」を頼みとする
ということです。
決定的な根拠が見いだせない状況のときほど、
「数」に頼りたくなります。
- 長い物には巻かれろ
- 寄らば大樹の陰
- 赤信みんなで渡れば怖くない
上記のようなことばが人口に膾炙しているわけで、
突き放すだけでは解決に向かいません。
一方で、「数」が頼みにならない・してはいけない
判断もあります。
多数決で解決? 問題の相性を整理
税金は関心を集めるものの、とっつきにくい問題の代表
といえます。
普段話題にならない税金の問題とはいっても、
確定申告期はにぎわいます。
私のブログへのアクセスもちょっと上昇します(笑)。
わからないことがあれば、ウェブでの検索が
有力な解決策となっています。
2023年(令和5年)2月の現状、税金の知識では
Google検索が優位な印象です。
YouTubeでも情報が補えます。
今後はChatGPTやPerplexityなどのAIも
活躍してくれるかもしれません。
ウェブ以外では書籍からの情報が手堅い選択です。
断片的ではなく、体系的な知識が1冊で得られます。
とはいえ、知識不足の段階では、
- 知識不足を補う本の選択のための知識が無い!
という厄介な問題を抱えています。
上記の段階であれば、「数」を頼みとすることもあります。
- 版を重ねているロングセラー
- Amazonのレビュー
- ベストセラー
といった切り口で選択の目途がつけられます。
さらに、書籍を複数購入しておくことで、
複数の視点で参照できます。
多数決で解決? 変化する解決
問題のとっかかり段階であれば、「数」は頼みになります。
処理や手続き、負担の見通しをつける段階では、
「数」を頼みとすることもあります。
とはいえ、「数」が頼みとなるのは入口段階のみです。
個別の具体的な問題の解決に当たっては、
- 「数」を頼みとするのではなく
- 「根拠」をもとに判断する
と変化を受け入れる必要があります。
- ○○さんが言っていた
- □年前はこうだった
- みんなやっている
上記はどれも判断の根拠とはなりません。
問題解決のとっかかり段階で得た知識をもとに、
眼前の課題を検討・処理していくことになります。
多数決、「数」を頼みとする段階もありますが、
段階の変化で判断の基準を変える必要があります。
蛇足
AIによる税務対応も時間の問題かもしれません。
今後AI同士での見解の相違といった局面があるのか、
ちょっと気になります。
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