振替納税の前に納税ってできる?、取りやめ手続きって必要?
マイナーだけど大事な手続きですね。
とうふパン(ビロン・小松市)
振替納税 迷ったときの選択肢
確定申告では申告書の提出と納税の完了の両方が必要です。
(確定申告はコールを選択してからスタート!?)
申告書の提出は、
- 電子申告
- 紙に印刷して提出
と直感的にもわかりやすい選択肢です。
その一方で、ちょっと選択に悩むのが納税です。
どの方法を選んでも納税額は変わらないものの(笑)、
出費をともなう選択では損をしたくない気持ちが働きます。
納税の選択で迷ったときには、とりあえず「振替納税」が
無難な選択肢です。
銀行口座からの引き落としです。
振替日に残高不足だと納税が完了しません。
その一方、振替納税を選択していれば、
- 納税の漏れや遅れがなく、
- 納税も4月まで持ち越せる
といったメリットがあります。
振替納税 始めるときも取りやめるときも届出
振替納税の開始は2021年(令和3年)1月からはe-Taxでの
手続きが可能になりました。
オンライン手続きができるようになったので、
利用しやすくなったわけです。
納税のストレスをさげる当局の事業努力とも、
納税者への行政サービスの充実ともいえます。
振替納税の開始手続きが便利になった一方で、
取りやめ手続きは案外知られていないかもしれません。
振替納税の取りやめの手続きも届出が必要です。。
あれっ!?、と思われるかもしれません。
振替納税の取りやめ手続きでは、
- オンラインではなく紙の書類
の提出が必要です。
提出先は所轄の税務署です。
振替納税の手続きは開始と取りやめで非対称というところが
留意点になります。
「取りやめ申出書」は国税庁サイトよりダウンロードできます。
(「振替納税 取りやめ」で検索)
申出書の末尾には金融機関への連絡を納税者が行うよう
指示が書かれています。
取りやめは開始手続きほどの利便性が感じられなさそうですね(笑)。
振替納税 うっかり先に払ったら?
さて、振替納税の取りやめ手続きをせずに
ダイレクト納付した場合どうなるか?
口座振替は当局が納付確認を行った上で、
金融機関に振替を依頼します。
つまり、ダイレクト納付で納税した場合には
口座振替がなされません。
(もし振替られたとしても還付されます)
ちょっと一安心です。
とはいえ、お金の管理が不透明になるのは
避けたいところです。
納税は金額に注目しがちですが、
時期と納税方法の管理も確認の対象です。
蛇足
アイキャッチ画像のとうふパンは豆腐の容器に
入れられて販売されています(笑)。
パンの材料には豆乳も使われており、
生地やクリームは絹ごしの印象です。
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