確定申告はゴールを選択してからスタート!?

記事の内容はタイトルほど込み入ってません(笑)。


足跡?

ゴールを選択 ゴールから逆算

書店のビジネス書でもオンラインセミナーでも
仕事の効率化は人気のあるテーマです。

仕事の効率化では、

  • ゴールから逆算して仕事を進める

といった考え方が広く知られています。

仕事のムリ・ムダ・ムラを避けるためで
わかりやすい発想です。

確定申告も仕事の一つとしてとらえると、
ゴールを知っておくことが有効なはずです。

問題は、確定申告には複数のゴールの選択肢がある
ということです。

ゴールを選択 作成コーナーで確認

確定申告のゴールを一般的・抽象的にとらえると、

  • 3月15日までに
  • 申告書を提出して
  • 納税する

とシンプルにまとまります。

しかし、実態は複数のゴールの選択肢があります。

まず、「申告書の提出」では、

  • 電子申告
  • 紙の申告書の提出

に分かれます。

電子申告での提出は、

  • マイナンバーカード方式 + 2次元バーコード
  • マイナンバーカード方式 + カードリーダー
  • ID パスワード方式

に分かれます。

私のおすすめは「マイナンバーカード方式+2次元バーコード」での
電子申告です。

メリットは以下の通りです。

  • 申告書を紙に印刷する必要がない
  • 申告書を税務署に持参、郵送する必要がない
  • 訂正が容易
  • カードリーダーを買わなくても済む

反面マイナンバーカードが不可欠という前提です。

ID パスワード方式での電子申告は、

  • マイナンバーカードが不要

と一見敷居が低そうですが、

  • ID パスワードの手続きを税務署で行う必要がある
  • 長期の利用が制度上想定されていない

といった残念な面があります。

申告書を紙に印刷して提出する場合では、

  • 印刷
  • 提出

のそれそれで手間がかかります。

持参して提出する場合では、

  • 窓口
  • 夜間ポスト

郵送して提出する場合は、

  • レターパックの利用

といった選択肢があります。

紙で申告書を提出して「控え」に収受印をもらうなら、
返信用のレターパックも用意する必要があります。

ありがたいことに「納税」でも選択肢があります(笑)。

国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で処理が進むと
最後に納税の選択肢が示されます。

「振替納税(口座引き落とし)」やクレジットカード決済を利用すれば、
資金繰りでの時間が作れます。

キャッシュレス決済という面からは上記以外にも、

  • ダイレクト納付
  • インターネットバンキングを利用

という選択肢もあります。

「QR コード」はお好みでどうぞ(笑)。
(利用している方を私は今のところ存じません)

税務署や銀行の窓口での納付という手段もありますが、
手間や安全性の面から優先度は低くしたいところです。

ゴールを選択 ゴールとゆとり

確定申告での出口、ゴールの選択ができていれば
処理上慌てることが少なくなります。

時間や心理的なゆとりがあれば、手続き上のミスを
抑えることができます。

ちょっと遠回りかもしれませんがゴールを
一旦選択してみることがおすすめです。

「やるべきこと」と「できること」が整理できれば、
具体的な行動につながりやすくなります。

 

蛇足
アイキャッチ画像は事務所近くで撮影しました。
猪や鹿ではない足跡のようです。
ちょっと気になりますね。

蛇足2
納税の選択肢では「QR コード」と表現しています。
申告手続きの「2次元バーコード」と不一致ですね。

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