エクセルなのに数字を使わない経営分析とは? マウス操作で見える化
もちろん Google スプレッドシートでもOKです。
数字レス経営分析 アタマの整理は必要ですが…
年末というと、「今年のうちに○○しておく」
というフレーズとセットになります。
○○に入るのは、先送りしてきた案件です(笑)。
個人事業主だと確定申告の都合もあり事業年度は
1月1日から12月31日です。
新年からの経営計画を立てることも「今年のうち」案件に
入ってきます。
計画を立てるときに欠かせないのが現状分析です。
計画は将来の理想と現状を埋めていくために立てるので
現状知っておく必要があります。
前年以前からの決算書、今年の試算表を並べつつ計画を
立てます。
経営者だからこその仕事ともいえます。
(専門知識もお金もかからない経営分析とは? 経営者だったらできるはず!?)
数字レス経営分析 エクセルだけどマウスのみ
経営分析といっても
- 複雑な会計知識
- 高度な数学
- 専門的なソフト
といった重装備は不要です。
数字、金額や割合といった経営からでてきた結果を
ならべることからスタートできます。
(ざっくり始める経営分析とは? 並べる・引算・割算だけどできない!?)
とはいえ、そうはいっても経営分析なんか
- 抽象的
- 印象に残らない
- 誰かやっといて
とスルーしがちです(笑)。
もっと、直感的にわかりやすい分析からスタート
してみる方法もあります。
エクセルで経営を見える化します。
関数やマクロ(プログラミング)は使わず、
- マウス操作だけで
- 数字や金額も抜き
でスタートします。
準備として、エクセルのシートの加工をしておきます。
列を選択して、幅を「2」に設定します。
セルがほぼ正方形で表示されます。
(行の高さは変えません)
上記の準備ができたら、過去の決算書や今年の試算表をマウス操作で
ブロック化して表示します。
セル1つ分の高さを10~1,000万円にとっておけば、
データがコンパクトに見える化できます。
損益計算書を見える化すると、
同じように貸借対照表も表現できます。
セルの結合は不要です。
上記のような図だけを見ると素っ気ないのですが、
- 色をつける
- なかみを分ける
- 比較する
と操作を続けると、比較や変化の分析につながります。
数字レス経営分析 過去・現状・将来を見える化
経営分析やエクセルを使うという割には、
何だか拍子抜けしたかもしれません(笑)。
もし、「こんな程度誰でもできるわ!」と思われたのなら
幸いです。
今回はエクセルを使って経営分析の見える化を紹介しましたが、
ちゃちゃっと紙とペンで書いてもOKです。
過去から現状の変化と将来の理想との乖離を
わかりやすくとらえることが優先です。
蛇足
初めてエクセルの画面を見たときの印象は、
「こんなもんが何の役に立つんかいな?」でした。
残念な直感でした(笑)。
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