支払手数料が膨らんでいませんか 新たな固定費かも!?

コストは永遠の課題ですね。


いつの間にか伸びている土筆

支払手数料が膨らむ 普段は目立たないから注目する

決算や申告が終わると、ホッとします。
やっと解放されたなー、と(笑)。

そして、次の一歩に落とし穴が仕掛けられているかもしれません。

決算申告の終了は前年の振り返りと、今年からの改善の機会です。

そうは言っても、見直すにも優先順位があります。

売上や仕入・地代家賃。・人件費などは金額も大きく、
嫌でも注目します。

そうした科目の重要性や金額の大きさで注目されにくく、
目が行き届かない勘定科目もあります。

たとえば、消耗品。
(消耗品の凶暴性に気付きますか どうやって見える化するか)

あるいは、預り金。
(預り金勘定 なめるとジャングル)

後回しになりがちですが、どんな勘定科目にも何かしらの課題はあります。

普段放置しがちだからこそ、決算申告後に見直すべきかもしれません。

支払手数料もそうした勘定科目の一つです。

これまでなら銀行の振込手数料や士業への支払いなど、
目立たなかったかもしれません。

支払手数料が膨らむ リモートワークとサブスク

2020年(令和2年)の決算申告では、支払手数料を注意して見直した方が良いかもしれません。

原因はサブスクリプションリモートワークです。

インターネット環境が整って、オンラインサービスが充実してくるにつれて、
サブスクリプションサービスが充実してきました。
サブスクリプションは月額などの定期支払で利用するサービスです。

コロナ禍でのリモートワークの拡大もあり、
オンラインサービスのサブスク利用の機会も増えました。

さらに、リモートワークの機会が増えたためペーパーレス化も進み、
オンラインサービスの利用は重要性が高まっています。

オンラインサービスの利用では、経費の勘定科目として支払手数料が使われます。

具体的な支払手数料としては、以下のサービスがあります。
・ Dropbox
・ Office 365
・ Zoom
・ Evernote
・ 電子契約
・クラウド会計

2019年(令和元年)と比較すると、2020年では上記のサービスの利用は拡大傾向でしょう。

支払手数料が膨らむ 実態は新規の固定費

事業のやり方は環境によって変わってきます。

オンラインサービスの利用もそうした変化の一つです。

見逃しがちなのは、金額だけではなく、経費の性質です。

支払手数料といっても銀行の振込手数料のように利用の割合に応じた経費もあれば、
上記サブスクのように固定化された経費もあります。

勘定科目ではなく、 経費の実態が変動費か固定費かが問題です。

サブスクは毎度の支払いでは金額は目立ちませんが、
継続して使うことで無視できない経費になります。

固定費はビジネスの性格ともつながります。
(固定費が厄介な理由)

なんとなく支払っているではなく、
事業との関連で見直しも必要になります。 

 

蛇足
変化の時期や理由は案外忘れがちです。

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