税金は口を挟むからややこしい!?
事前対策がおすすめな理由とは?

「ややこしい」や「難しい」には近寄りたくないですね(笑)。

とはいえ、自分のお金の始末と関連していると放っておけません。

ややこしさの解像度を上げてみる機会も必要です。

口を挟む 専門用語・法律だけか…?

税金は一般にはややこしい・難しい印象があります。

自分に関わりがない対象ではなく、税金は「死」と並ぶほど
付き合いが長くなるので無視できません。

ややこしさや難しさの実態から遠ざかろうとすると、
かえってトラブルに見舞われそうな不安があります。

税金のややこしさ・難しさに一歩近づく機会が必要です。

ややこしく感じる直感的な原因では、専門用語や法律があります。

たとえば、所得税の「所得」。

「収入」と似ていますが異なります。

あるいは、「控除(こうじょ)」。

差し引くという意味ではあるものの、

  • 「経費」とは異なる
    • 収入と対応
  • 年末調整で扱えない控除もある
    • 医療費控除や雑損控除、寄附金控除

とやはり一筋縄ではいきません。

口を挟む どこで・どんなツッコミか…?

税金は専門用語や法律といった一見してのややこしさだけでなく、
「口を挟む」面倒くささもあります

たとえば、親族間での贈与。

祖父母から密かに孫名義の預金口座に贈与として入金しておく
といったことは世間的には美談の印象です。

残念ながら、法律は無粋です(笑)。

法律、民法上の贈与は贈る側と受け取る側がお互い了解している
といったことで贈与が成立します。

「密かに」も「美談」も入り込む余地がありません。

祖父母による相続予定財産の分散、「名義預金」とみられてしまい、
かえって税金の負担を増やすことになります。

どこで・どんな税金のツッコミがあるかは贈与に限りません。

会社の決定は経営者の責任ですが、やはり税金は口を挟みます。

「役員報酬」・「交際費」・「旅費規定」などといった対象も
金額や運用が無制限に実行できるわけではありません。

「不相当に高額」や形式的な対応のみと判断して、
税金(税務署)が会社の判断に口を挟んできます。

法律の適用にあたって当局と争うことも選択肢ですが、
それ自体も負担となる面があります。

口を挟む 事前対策でややこしさを回避

税金の仕組みは公平・中立・簡素が目標とされています。

税制改正に期待したいところですが、現状は現状での対応が必要です。

専門用語や直感的な想定からだけで税金の判断をすると、
想定外の税負担に見舞われることがあります

実行前、事前の検討やシミュレーションでの対策がおすすめです

税金には想定外を含めてのややこしい問題がありますが、
税理士のサポートで回避することができます。

事後ではなく、事前からの対策が大切となります。

 

蛇足
アイキャッチ画像は「ミソハギ」です。
2025年(令和7年)8月も残暑は厳しくなりそうですが、
ミソハギは水辺に咲いているためか夏バテはないようです。
撮影していた私は暑さでゲンナリしていましtが(笑)。

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