税理士は売上に関心がないのか?

誤解です。


ちょっとづつ春へ。

税理士は利益やコストばかりに注目か?

世間一般の税理士のイメージというと、
・お金に細かい
・やけにキツイ物言いをする
・経費でごちゃごちゃ言う
・スーツとメガネ
・電卓叩くの速そう
といったところです。

あまり外れてもいません(笑)。
私はメガネをしていませんし、電卓を叩くスピードも遅いのですが、
世間一般の方よりはお金に細かいはずです。
ただ、キツイ物の言い方にはならないようにしています。

税理士が経費でごちゃごちゃ言うのは、
収入ー経費=利益 → 税金
という図式が常に頭にあるからです。

経費を適正に計上することで、利益や税金が変わります。
税金は、結局のところお客様の負担になるので、
経費や利益の影響や変動を気にするわけです。

その一方で、税理士は売上になると
・ぶっきらぼう
・無関心
という印象をもたれるかもしれません。

誤解です(断言)。
売上に無関心な税理士はいません。

売上は最重要だからこそ・・・

事業を続けるためにも売上は不可欠です。

とはいえ、税理士が前のめりになってお客様と売上をめぐって話すことは、
経費や利益、税金ほど多くはありません。

売上を軽視しているからではありません。
むしろ、売上こそ経営者の判断の領域という認識があるからこそ、
安易な言及ができない思いがあります。

税理士業での売上というと、
・法人と個人
・毎月の契約か、隔月、年一か
・記帳代行か、経営者側で処理か
・単発の依頼
といった判断や分類が思い浮びますし、
それぞれの売上金額や利益は異なります。

また、税理士業との関連で、
・セミナー
・セミナー動画販売
・執筆
といった売上もありえます。

個々の税理士でどういった経営を目指すかで、
方針や行動は異なります。

言い切ってしまえば、事業は売上です。
経費は売上を支える要素にすぎません。
売上→経費、です。
経費に小うるさい税理士であっても、
経費→売上、という思考スタイルはありません。

売上と経営管理のサポートという依頼

税理士が売上に関心がなさそうと思われる背景には、
依頼内容の不一致があるかもしれません。

税理士への依頼というと、
・記帳代行(帳簿の作成)
・決算と申告書の作成
・税務調査
が一般的です。

上記は、税理士への依頼の一例です。

毎月の契約ならば、
・売上の推移
・売上別の推移
・部門別の損益管理
・利益率の把握
といったサポートもありえます。

税理士が売上をサポートするといっても、
営業ではなく、数字の管理でのサポートです。

営業支援といった直接性はないものの、
数字の管理は経営者の負担を間接的に減らせます。

税理士への依頼内容は、カスタマイズ可能です。

 

蛇足
どんな依頼をするかと考えると、
何を期待しているかが具体的になります。

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