税理士会の役員に就任しました 税理士と組織活動

偉くなった?、わけではありません(笑)。

税理士会役員 登録以前から始まるお付き合い

組織活動と言われてもピンとこない方は多いかもしれません。

私は実家が田舎のため、今も親の代理で町内会の活動に参加しています。

仕事に就いてからは非正規雇用や小規模な事業所での活動のため、
組合(活動)とは無縁です。

うっかりしていたのは、税理士の登録手続きを進めていたときです。

税理士というと基本的にはフリーランスの自営業ではありますが、
税理士会に所属する必要があります。
(税理士法の規定です)

税理士登録の際には、事務所が設置要件を満たしているかも審査されます。

この確認は事務所所在地の税理士会の登録調査委員(税理士)によってなされます。

私の所属する支部では支部長が登録調査委員でした。

独立独歩のひとり税理士ではあっても、登録以前より税理士会という組織と
関わることになります。

税理士会役員 地方税理士会と役員就任事情

私が税理士に登録したのは2020年(令和2年)2月。
石川県の税理士が数十人所属する支部です。

2020年の新規登録者は数人でした。
(1年間の合計です(笑))

役員に就任したのは2021年(令和3年)6月。
「情報システム部」の支部幹事と北陸税理士会委員の担当です。
4月に新支部長に就任予定の方より打診があり、お受けしました。

税理士を登録してから日も浅く、事務所の運営もこれからにもかかわらず、
支部役員の就任打診があった背景には私の見識や人柄が一目置かれていたため、
ではありません(笑)。

年齢層の高い士業で、新規登録者の少ない地方支部では60歳未満の「若手」には
役員のお鉢が回りやすいというにすぎません。

当面のお役目は、第5世代電子証明書の取得促進とリモート会議の運営です。

税理士会役員 意外に多い組織と役職

税理士と組織というと日本税理士会連合会(日税連)があげられます。

地方では北陸税理士会といったブロック単での組織があります。

さらに細かく運営されている組織をみると、
・支部(地方ブロック運営)
・支部連絡協議会(県ごとの支部運営を担当)
・石川県税理士協同組合
・日本税理士政治連盟
といった活動組織があります。
私が所属する支部では、支部長は上記すべて兼務に加えて
日税連の評議員です。

支部の役員は、意外に多い印象です。
・支部長
・副支部長
・総務部
・経理部
・厚生部
・広報部
・制度部
・調査研究部
・業務対策部
・研修部
・税務支援対策部
・綱紀監察部
・公益活動対策部
・情報システム部
・中小企業支援対策部
・租税教育推進部
・監事

支部からは北陸税理士会の下記の役員も担当しています。
・紛議調停委員
・税務審議室委員
・成年後見支援センター相談員

こうした役員とは別に商工会議所に応対する「派遣税理士」もいます。
(私も担当しています)

組織活動と無縁のイメージが強い税理士でしたが、
ローカルでは想定外の立場の当事者になりました(笑)。

 

蛇足
役員就任の件は地方新聞にも掲載されました。
ベタ記事でしたが、見ている方はいたようです。
実家の親もご近所さんから私の就任のことを
知らされたそうです。

蛇足2
今期の役員約20名は全員漢!
支部会員では数名女性税理士が所属していますが、
前期で女性役員が退任(任期満了)となったためです。
地方支部では女性税理士が希少といえます。

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