年の数え方

これも日本文化でしょうね。

天井よりカタカタと音が・・・

1年の数え方 年号と西暦
2年の数え方 十干十二支
3年の数え方 単一より統一性

年の数え方 年号と西暦

2019年は平成から令和に移行した年でした。
諸般の事情から4月末で平成31年が終了して、5月より令和元年となりました。

元号の表記が変更されたこと自体は手間をかければ解決する問題でしたが、厄介なのは年を把握する側の認識です。

西暦だけなら悩まない年の数え方も、近現代だけでも明治・大正・昭和・平成・令和の年号を認識する必要もあり曖昧になってしまうこともあります。

私は年号の最後の年は一旦棚上げして西暦におきかえて認識しています。

2019年の場合、平成31年を棚上げして令和1年として認識するとしています。
(同様に1988年=昭和63年とみます)

西暦が優れているわけではなく、実務上の方便としての取り扱いです。
(皇紀はなじみがありません)

年の数え方 十干十二支

年の数え方としては、年末年始にやけに強調される十二支もあります。

普段使うことはないのですが、十干とセットにすると年号の把握に使えることもあります。

十干はなじみはありませんが、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸(こう・おつ・へい・てい・ぼ・き・こう・しん・じん・き)です。
(ただし訓読みは、きのえ・きのと・ひのえ・ひのと・つちのえ・つちのと・かのえ・かのと・みずのえ・みずのと)

たとえば甲子園です。
名前からもわかるように甲子(きのえのね)の年である1924年に竣工されました。

十干十二支は60年で一回りなので、1986年が同じく甲子となります。
(10と12の最小公倍数です)

日本史の年号では、十干十二支を組み合わせたものも多いので知っておいて損ではありません。

エクセルでは、十干十二支についてはオートフィルで簡単に出せます。

残念ながら年号については手入力も必要です。
(オートフィルすると昭和65年や平成32年と続いてしまいます)

年の数え方 単一より統一性

年をデータとして扱うのならば、単一性を重視すべきです。

とはいえ日本で生活するという大前提があるなら、何かしらの折り合いも必要になります。

私はデータとして西暦を軸にしつつ、年号の最終年(移行した年)を棚上げして把握するようにしています。

十干十二支は日常では認識していませんが、歴史上の事項の把握に併用することにしています。

単一を求めて切り捨てるより、一応の統一性を保つことにしています。

 

蛇足
現代の人口データでも1966年(昭和41年)の特徴として丙午(ひのえうま)という表記は見られます。

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