会計処理の誤解や改善点に気づく機会はあるか?
義務・必須だからこそ先手を打つ!

経営者だからきっちり管理する!という心構えは
理想的で頼もしいはずです。

とはいえ、だからといって手放しで礼賛できる
とは限りません。

誤解や改善点に気づく機会にも魅力があります。

違いに気づくか?

気づく機会 実家の笹寿司

アイキャッチ画像は実家町内の秋祭りでの笹寿司です。

毎年10月上旬、新米と近くで採れる笹で押し寿司が作られます。

2枚の笹で酢飯とネタを包むのでサイズはどの家庭でも似ています。

他方、使うネタとなると家庭により違いが出てきます。

たとえば、私の実家は近年の笹寿司は、表は干しエビと黒ゴマ、
裏はサケとシメサバをネタとして使用しています。

他方、他所のお宅では表に「紺のり」、裏にシイラや油揚げを使用
という組み合わせもあります。

ちょっとした違いですが、同じ時期に同じ地域で作ることもあり、
近所でも違いに気づきにくかったりします。

気づく機会 誤解や改善点はない!?

各過程で作る笹寿司の違いは毎年作り続けた結果です。

ちょっとした違いでも個性ということに落ち着きます。

外からの評価のために作るわけではないので問題ありません。

他方、規模や業種にかかわらず事業経営の成果となると
話が変わります。

経営者がきっちり税務会計の処理を続けて税務申告すれば、
申告制度上は問題なさそうです。

とはいえ、問題なさそうということが誤解や改善点がない
というわけではありません

不適切だが軽微なミスで見過ごされていることもあれば、
非効率でも当事者の尽力でカバーされていることもあります。

「税務調査」は外部からのチェックの機会となりますが、
必ずすべての誤解や改善点が指摘されるわけではありません。

気づく機会 外圧か、サポートか?

問題が表面化するまでやり過ごすという選択があります。

いざ問題が顕在化したときになんとか取り組むわけですが、
税務会計での誤解や改善点のやり過ごしは、

  • 修正申告、追加の税負担
  • お金と時間、労力面での損失

と負担がセットになります。

税務調査などの外圧を消極的に待つ選択もありますが、
税理士の関与を依頼する積極策も選択肢です。

継続的なサポートで適切かつ効率的な税務会計処理ができれば
経営上プラスの成果として残っていきます。

秋祭りの笹寿司を作るかどうかは家庭ごとの選択ですが、
事業経営の税務申告は義務・必須です。

義務・必須だからこそ、先手を打つことがおすすめとなります

 

蛇足
石川県加賀地方といっても笹寿司ばかりが作られるわけではなく、
柿の葉寿司を作る地域もあります。
他でもなく私の母の実家の地域が柿の葉寿司の地域でした。
なんで柿の葉っ!?と面食らった記憶があります。

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