お盆休みに相続対策で無茶をしない!?
上滑りしない対策の「入口」がおすすめ
暑苦しい時期に肩に力を込めて解決を期待しても
ギクシャクするだけかもしれません。
一歩引いてみると、課題が見えてくるはずです。
お盆に相続 少ないきっかけを活用!?
相続の生前対策がタブー視されなくなってきました。
大手メディア、税理士などの専門家による情報の発信も増えています。
相続開始以降ではなく、生前から相続対策をとることで、
被相続人・相続人双方の不安を払拭できます。
とはいえ、相続の「開始」は繊細な話題です。
話をするためのきっかけが欲しい対象です。
「お盆休み」はそうしたきっかけとして有望です。
休暇と「帰省」や「墓参り」がセットになるので、
相続に話が向きやすくなります。
一方で、あまり無茶をしない、期待しすぎないように!
といった留意点もあります。
お盆に相続 次から次に出てくる!?
相続の対策では、
- 遺産の分割
- 相続税対策
- 遺言書の作成
といった課題を連想しがちです。
どれも重要な課題であることに間違いありません。
反面、上記の課題にストレートに切り込むことは
必ずしもおすすめとは言えません。
相続対策は特定の相続人一人の利害や判断では進みません。
将来の被相続人や他の相続人予定者の利害や判断が絡みます。
下記のような事態に直面することが予想できます。
- 「相続」に慣れている方はいない
- 法律の知識や理解にはムラがある
- 想定外の問題や意向が現れる
テキストやマニュアル通りの展開は期待できません。
想定していた「相続(税)」よりも広い範囲が対象になる
といった可能性もあります。
- 相続人にとって無関心な農地や山林
- 相続税の対象外の墓などの祭祀財産の管理
- 過去の贈与、進学等の支援 etc
相続対策を話すことを対策の「出口」と誤解してしまうと、
次から次に噴出する問題に圧倒されてしまいます。
お盆休みといった短期で相続問題を解決する
といった期待は過多と言えます。
お盆に相続 課題の共有も成果!
「相続」は慣れる機会が少ない上に制度の変更もあり、
さらに税務申告も関連する厄介さがあります。
相続は一筋縄ではいかない対象です。
生前対策はそうした厄介な課題があるために必要とされるわけです。
お盆休みは「相続」を話すきっかけの時期と言えます。
相続対策の「出口」ではなく、「入口」としての機会となります。
当事者間での知識や認識のズレがわからない状態では
対策は上滑りになります。
当事者が課題を共有できるようになることも成果!
と割り切ることもおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は スイカです。
マンゴーやドラゴンフルーツなども見かけますが、
夏といえばスイカです。
黄色いスイカやタネ無しスイカもありますが、
赤いタネ有りのスイカが象徴的存在ですね。
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