お金のやりとり 使い分け

手段が増えるのは助かります。

1お金のやりとり
2お金のやりとり 使い分け
3お金のやりとり ベストよりベターで選択

お金のやりとり

お金のやりとりは誰にとっても不可欠です。

2019年はキャッシュレス決済が一挙に広まりましたが、あくまでキャッシュ「レス」決済です。
決済、つまりお金のやりとり自体は姿を変えて存在します。

ただし、事業活動(ビジネス(B))と個人的な活動(消費者だけではないが(C))では手段の使い分けも必要になります。

2019年のキャッシュレス決済の広まりは、CtoBという消費者側からのキャッシュレス決済が広まったと言えます。

決済をお金のやりとり(送金)と考えると、手段は意外に多くあります。

お金のやりとり 使い分け

まずお金がどういうものかを特定します。

会計で「キャッシュ」を現金および現金同等物と定義しますが、ここではより具体的に以下のようなものをお金としてとらえます。
・現金
・預金(振込)
・小切手
・郵便為替
・現金書留
・QRコード決済

お金のやりとりと一口に言っても中身は異なります。

現金とそれ以外という分類が最も直感的ですが、受け取る側からは別の分類もできそうです。

言い換えるならば、お金を受け取った後の影響や手間での分類もあるということです。

会計上の「キャッシュ」ならば支払う側と受け取る側で区別することはありませんが、ここではあえて受け取る側から分類します。
(クレジットカードは支払手段としての側面が強いので、ここでは省略します)

受け取る側からお金をみると、受け取った後に措置が必要かどうかで分かれます。

意外な印象ですが、現金は必ずしも便利とは言えません。
たとえば、小銭が多い場合や金額が大きい場合には現金でのやりとりは避けたいところです。
現金書留も受け取る側では、結局現金なので同じ問題を抱えています。

小切手や郵便為替は小銭の問題や金額の問題はありませんが、受け取った後で金融機関や郵便局に行く必要があります。

QRコード決済と預金への振込は、受け取る側からはほとんど同じです。
受け取った後で措置をする必要がありません。

お金のやりとり ベストよりベターで選択

こうしてみるとQRコード決済や預金への振込が手間がかからないベストの選択に思えます。

しかし、広く使われている手段として現金は圧倒的に優位ですし、受け取る側のインターフェースを選びません。

受け取る側のインターフェースを選ばない点では小切手や郵便為替も同様です。

キャッシュレス決済は今後も増えるはずですが、当面はベストかどうかは受け取る側からも考える必要があります。

 

蛇足
拡大していく決済手段を集約させていくことも考えたいところです。

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