制度の変わり目でしれっと巻き返す 電子帳簿保存・インボイス・Windows11
巻き返した後は知らん顔でOK!
しれっと巻き返す 2022年以降の変化
2021年(令和3年)は前年からのコロナ禍が続いていました。
10月以降は感染拡大が沈静化している様相です。
補助金や給付金の話題がとりあげられる一方で、
際立った税制改正は現状みられません。
とはいえ、2022年(令和4年)以降をみると大きな課題が
続きます。
まず、2022年1月より電子帳簿保存法の改正がスタートします。
これまで帳簿や書類を紙で保存が原則だった仕組みが
データでの保存に代わります。
2023年(令和5年)10月には、消費税でのインボイス制度が始まります。
上記の制度の変更は、直接税負担を大きくしていませんが、
経営上のコストやお金の負担に関わってきます。
ケースバイケースですが、経営の仕組みを変える必要も
あるかもしれません。
しれっと巻き返す 追いつくより始める
仕事の仕組みを変える必要があるというと、
- 費用の負担
- 心理的な負担
といった問題に直面します。
費用の負担は目に着きますが、長期では
- 効率化につながる
- モノやサービスの選択の余地がある
といった割り切った見方もできます。
心理的な負担を分けて考えてみると、
- 不慣れな処理への不安
- キャッチアップの負担感
があるようです。
不慣れな処理の不安は、理解と繰り返しの対応で
クリアできます。
キャッチアップの負担感は、新しい仕組みの対応だけでなく
これまでので遅れを巻き返そうとするから感じるのかもしれません。
キャッチアップ、追いつけ追い越せという意気込みは
魅力ですが、追いつくという発想は勇み足です。
これまでやってこなかったことも知らん顔して始めて、
結果的にしれっと巻き返せばOKです。
たとえば、電子帳簿保存法改正。
これまで請求書データの保存が杜撰だったからといって、
今後プリンターやファイルを準備するのではなく、
データの保存の仕組みを導入していくことになります。
(過去のデータも保存が必要です)
税務会計以外の分野では、Windows11へのアップデートが
今後必要になります。
スマホは使っているけど、パソコンを使っていない方も
しれっとWindows11搭載済みのパソコンから使えば問題ありません。
しれっと巻き返す 不安は感じるくらいでちょうどいい
制度や仕組みが変わるといわれても不安を感じない
という方もいます。
- 「でんしちょうぼ」?
- 「いんぼいす」?
- 「ういんどーずじゅういち」?
準備が万全だから不安がないというのではなく、
自分の状況がわかっていないからです(笑)。
変化に直面して不安を感じるのは、仕事や経営に
責任を感じているからです。
責任と不安はセットです。
蛇足
2021年(令和3年)12月も迫ってきたので、Windows11へアップデート
しようかと考えていました。
タスクバー右側にも下記の表示が出ていました。
ところが、日本税理士連合会より想定外のアナウンスが…
やれやれ(笑)。
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