法務局と終活のつながりとは?
ほかんガルーとトウキツネとご当地キャラ!?

役所の資料はお堅いイメージです。

自覚の裏返しなのか、キャラクターは増えています。

ご当地キャラ「つぐ(左)」と「なぐ(右)」

法務局と終活 タブー視しなくなった終活

オンラインでの手続きや情報収集が増えました。

コロナ禍以前(2020年以前)との違いが出ています。

とはいえ、役所にまったく行かない・不要である
という体制ではありません。

来所してみると、思わぬ発見があったりします。

たとえば、「エンディングノート」の配布。

法務局作成のエンディングノートを入手することができました。

タブー視されることをしなくなってきた「終活」と
「エンディングノート」はつながります。

「エンディングノート」と法務局は、

  • 遺言
  • 相続
  • 登記

といった点でつながっています。

法務局と終活 遺言と相続と登記

エンディングノートの作成は終末期や死後に備えた
生前からの準備を目的としています。

とりわけ死後の手続きや取り決め等に焦点を当てると、
エンディングノートは「遺言」とつながります。

法務局と遺言は「自筆証書遺言書保管制度」で関連します。

「自筆証書遺言書保管制度」は遺言者が作成した遺言書を
法務局が保管する制度です。

2020年(令和2年)7月よりスタートした制度です。

なお、PRキャラクターは「ほかんガルー」です。

遺言書が効果を発揮するのは相続開始後です。

遺産分割、相続税の申告納税、さらに不動産の「登記」となります。

登記を扱っているのは法務局です。

見逃せないのは、2023年(令和5年)4月27日より
相続土地国庫帰属法」がスタートすることです。
 (相続した土地を手放すための条件とお金の負担とは?)

「相続土地国庫帰属法」は所有者不明土地問題に対応した仕組みです。

上記の仕組みを申請する先は土地を管轄する法務局となっています。

遺言→相続→登記と法務局につながってきます。

土地の登記PRキャラクターは「トウキツネ」です。

ご家族もいらっしゃいます(笑)。

法務局と終活 仕組みと効果

遺言・相続・登記という切り口からアプローチすると、
法務局とエンディングノートがつながります。

「自筆証書遺言書保管制度」や「相続土地国庫帰属法」といった
仕組みが整備されました。

一方で、上記の仕組みを当事者だけで期待通り利用できるかは
別問題という面もあります。

相続財産の評価や分割・税負担といった問題は
上記の仕組みとは別に考慮の対象となります。

  • 司法書士
  • 土地家屋調査士
  • 弁護士
  • 税理士

といった専門家への依頼も終活の一環となります。

 

蛇足
アイキャッチ画像のキャラクターは「加賀八幡起上りかがはちまんおきあがり」がベースだそうです。
「加賀八幡起上り」は子供の育成と多幸を祈念した玩具です。
「ひゃくまんさん」に比べると、グッと落ち着いています(笑)。

観光PRキャラクター「ひゃくまんさん」

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