税務会計は予防対応が最優先です!
除染や感染拡大防止より予防を優先する!
2020年(令和2年)から始まったコロナ禍は世界的、
歴史的な事態でした。
厄災でしかなかったわけですが、得られた教訓や
知見は大切にしたいですね。
ウイルス感染症対策以外でも役立つ経験だったはずです。

予防が最優先 臨機応変に対応!
2025年(令和7年)11月、石川県はインフルエンザ感染が拡大中です。
先日、租税教室に中学校を訪問した際、当初会場が体育館でしたが、
感染拡大防止の観点からリモート対応となりました。
1クラスで私が登壇、生徒と授業している映像を他のクラスに配信
といった対応がとられました。
2020年以降のコロナ禍は行動が制約される苦い厄災でしたが、
デジタル・オンライン対応を推進することにはつながりました。
幸い、租税教室後にインフルエンザ感染での学級閉鎖はなく、
租税教室が中学3年生の妨げにならず安堵しました。
予防が最優先 除染や感染拡大防止よりも!
コロナウイルスもインフルエンザウイルスも感染が拡大すると、
収束までの損失(ロス)が続きます。
予防措置としての三密(密閉・密集・密接)回避、手洗いは
シンプルですが事後対応による損失回避に役立ちます。
予防対応が最優先であることはウイルス感染対策だけでなく、
税務会計でも当てはまります。
問題が発覚した後の「除染」も必要な対応です。
たとえば、記帳の漏れの追加処理や過年度の申告のミスへの対応。
対応をとる必要はあり、対応が可能ではあっても、
- 事後対応での時間のロス
- 信用の低下
といったダメージは残ります。
発覚したミスの影響を最小化するための「感染拡大防止」も
必要ではあるものの、
- 類似や同種のミスがありうる
という不安が残ります。
感染、ミスを発生させない取り組みになる「予防」が最優先です。
予防が最優先 経営が続く限り!
税務会計での「予防」的対応では、
- 証憑保管
- 経費・立替金等の精算
といった事前のルール化が大切です。
「月次決算」を適切かつタイムリーに実施することもミスを防ぐ
予防的な措置となります。
月次決算は業績の管理だけでなく、
- 資金繰り
- 納税予測
と直近の将来の備えにもつながっていきます。
ウイルス感染がなくなることはありません。
税務会計でのミスやトラブル、想定外の事態がなくなる
ということは今後も難しいはずです。
「予防」が効果を発揮する機会は経営が続く限り大切なはずです。
蛇足
アイキャッチ画像は洗浄ソープとマスクです。
コロナ禍の教訓から冬の必需品として買い置きしています。
通常のお客様対応に加えて確定申告期の対応もあり、
税理士業でも冬の感染予防は大切な対応になります。
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■林友範税理士事務所
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