バックオフィス業務は立地で制約されるか?
脱制約と効率化を同時に達成!
事業経営上、立地の良し悪しは死活問題です。
とはいえ、業務ごとに重要度は変わります。
バックオフィス業務と立地の関係にも変化があります。

リッチな味わい
業務と立地 名残の士業事務所
「士業(しぎょう)」は何らかの役所と関連しているため、
立地が偏っている印象があります。
私の住んでいる石川県加賀地方でも偏りが見られます。
(士業はどこにいるか in石川県加賀地方)
- 弁護士事務所‐裁判所・検察庁周辺、「兼六園」向かい側
- 司法書士事務所‐法務局(新神田合同庁舎)周辺
- 税理士事務所‐金沢税務署(西念合同庁舎)周辺
役所関連の手続きが関連する業務は書面・窓口でのやりとりが中心
といった傾向が強かった影響が残っているわけです。
他方、管見ですが税理士業では立地の変化が見られます。
業務と立地 不便になってきた都市部?
地方都市といっても都市部は生活でも仕事でも便利な印象です。
車に頼らずとも公共交通機関が利用しやすかったり、
買い物などにも不自由しないことが期待できます。
仕事上のバックオフィス業務でも不自由しない印象ですが、
環境が変化している面も出てきています。
たとえば、銀行の支店などの金融サービスの利用。
店舗の集約や窓口業務の時間短縮やATMの削減が続いています。
インターネットバンキングの利用が推進されており、
オンライン化・キャッシュレス決済が強まっています。
個人事業や小規模事業者のバックオフィス業務では、
文房具店や電器店・印刷屋さんなどもつながりがあります。
他方、そうしたバックオフィス業務と関連したお店も
郊外の大型店やネット通販に置き換わってきています。
かつての便利だった立地の良さが続いているとは言えません。
業務と立地 制約されない業務スタイル
経理などのバックオフィス業務は変化しています。
ペーパーレス化・オンライン化・キャッシュレス化
と立地に制約されない業務が可能になってきています。
バックオフィス業務に限らず、税理士業でも同様です。
私は事務所を郊外に立地していますが、不利はありません。
ネット通販が使えるからといってコピー用紙を大量発注
といった展開ではパッとしません(笑)。
環境の変化と立地に制約されない状況を活かすことで
立地による制約を脱しつつ効率化も期待できます。
バックオフィス業務に関連した周辺の環境の変化は
仕事の見直しのきっかけになります。
蛇足
アイキャッチ画像は「羽二重くるみ(はや川 福井県勝山市)」です。
くるみ入りの羽二重餅をシュー皮でサンドしてリッチな味わいです。
和菓子ですが、コーヒーにも合う味でした。
<ご案内>
■林友範税理士事務所
■災害と税金の情報