士業はどこにいるか in石川県加賀地方

どこにでもいそうですが、そうでもなく。


徐々に紅葉

士業はどこにいるか そもそも士業とは

士業とは、弁護士・司法書士・税理士・社会保険労務士といったなんらかの法律上の資格をもっている専門家を指します。
読み方は「しぎょう」や「さむらいぎょう」が一般的です。
(民間資格の「○○士」もありますが、本記事では対象外とします)

ザックリとした特徴として、
・資格を規定する法律がある → 税理士ならば税理士法
・資格を得るために試験がある → 税理士ならば毎年8月に試験
・同業者の組合がある → 税理士ならば日本税理士連合会・北陸税理士会
・いわゆるバッチがある → 登録後 証票伝達その他
・事務所がある → 税理士ならば「○○会計事務所」や「○○税理士事務所」など

士業のイメージでは、巨大な機械設備や膨大な人員が不要という印象です。
事務所という拠点すら不要な印象かもしれません。

税理士業では確かにパソコンとネットワークへの接続が確保されていれば、仕事は可能です。

とはいえ、現状の制度では税理士登録の際に事務所の所在や状態が必ず税理士会によりチェックされます。
(自宅以外で開業する場合、事務所確保の出費が先行します(泣))

士業はどこにいるか 士業によって偏る in石川県加賀地方

士業は大半が自営業なので、どこで事務所を構えようが自由です。

とはいえ、士業によって事務所所在地に偏りがあるのが実態です。

私が住んでいる石川県加賀地方(中心は金沢市)でも、士業のいる場所には偏りがあります。

たとえば、弁護士。
金沢市内でも、とくに金沢地方裁判所(「兼六園」向)に事務所が集中しています。
(金沢地方検察庁も裁判所に隣接しています)

司法書士は、金沢市では新神田合同庁舎の周囲に目立ちます。
新神田合同庁舎に、司法書士のメイン業務である登記を所管する法務局があります。
(法務局では、税理士登録に必要な書類を入手しました → 私は誰? どうやって身元を証明するか)

そして、税理士。
石川県の多くの税理士が金沢市に拠点を構えています。
とくに事務所が目立つところは、西念合同庁舎。金沢国税局があります。
なお、北陸税理士会の拠点も西念合同庁舎の近くです。

税理士事務所というと全国どこでも、都市でも田舎でもあると思われがちです。

そうした印象は間違いではありませんが、その一方で地域内での偏りがあるのが実態です。

士業はどこにいるか 事務所とコミュニケーション手段は別物

士業の事務所という拠点には、地方であっても偏りがあります。

この偏りの理由は、士業での活動上、関連する官公庁とのやりとりを円滑に行うためという事務所側の都合があります。

そうした事務所側の都合とは別に、お客様・関与先とのやりとりがあります。

士業の事務所拠点とは別に、コミュニケーション手段を確保しておくことがスムーズなやりとりに欠かせません。
時間や地理的な制約をなくすために、メールやビデオ会議は有効です。

 

 

蛇足
士業は関連する官公庁の周囲に多い印象です。
税理士業では、申告方式の法人税や所得税などがメインなので、所管している税務署や国税局とのやりとりがあります。
一方で、県庁や市役所の周囲では税理士事務所はそれほど目立ちません。

<ご案内>

■林友範税理士事務所

ご依頼はこちら

■災害と税金の情報

災害と税金