本業のコア業務以外は出たとこ勝負! 選択と集中とDX
なんとかかんとかするために。
「範(のり)」小学2年生には厳しかった 元2年2組 林友範
出たとこ勝負 限界突破の後始末
時間と労力には限界があります。
一時的には限界突破もできますが、問題は後始末。
時間と労力の限界を長時間労働と人力で突破してしまうと、
達成感と成功体験で判断の方向が迷走します。
・次も長時間の粘れば、達成できる
・できないのは気力と体力不足
・効率化は怠け者の戯言(たわごと)
税務会計サービスの本業、とくにコアとなるのは処理よりも
判断や検討です。
入力や資料の整理といった非コア業務での頑張りは、
時間と労力を食いつぶすことになります。
出たとこ勝負 本業以外は置き換え、その都度で
会計事務所に勤務していたときには、業務は選べませんでした。
伝票の入力。
記帳代行という業務ではあるので、やむを得ないかという印象。
お客様の見ない資料の作成
報酬→給料をいただいているので、仕方なしという印象。
事務所内部の資料整理
時間と労力の消耗、何のための仕事か?
業務に集中するといえば聞こえはいいのですが、
一度設定した業務がずっとコアの業務とは限りません。
かつてなら時間や労力をかけて達成していた業務も、
現在では別の手段に置き換えられます。
たとえば、資料の整理や保管なら
・紙からPDFへペーパレス化
・紙資料はスキャンしてデジタル化
・事務所の書庫やキャビネットではなく、
クラウドストレージで保管
・資料は探すより検索する
といった置き換えが可能です。
必要な知識やノウハウはウェブでその都度検索して補います。
一見するとこうした考え方は場当たり的です。
しかし、変化が速く、ノウハウの集積が見込める対象なら、
その都度の取り込みやブラッシュアップが合理的です。
出たとこ勝負 本業へ集中へのDX
ビジネス用語にも流行やトレンドがあります。
「選択と集中」というとちょっと前に流行った印象があります。
流行やトレンドとは別に、依然として不可欠な考え方です。
最近(2021年現在)話題になっているDXも実態は、
本業のコア業務への選択と集中に関連しています。
(止めると始まるDX(デジタルトランスフォーメーション))
今現在の業務を一旦見直してみると、
・本業とそれ以外の業務
・別の手段への置き換え
・DXに取り組む必要性
が洗い出しできます。
出たとこ勝負以外の業務の洗い出しの機会が必要です。
蛇足
冒頭の写真は開栓に使った定規。
リンゴジュースを飲もうとしたところ、
栓抜きが見当たらず、定規で代用。
てこの原理と30年以上前に買った定規で開栓。
ウェブ上ではスプーンを使っての開栓が紹介されています。
ちょっと応用のブリコラージュです。
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