数字に強くなるためのコツとは?
大きい桁を直感的に扱う
「地頭」という表現を最初にみたときに
「頭突き」や「石頭」を連想しました(笑)。
勘が悪くても、ちょっとした工夫ならできます。
数字に強い 数字酔い?
私はどちらかというとお酒に強いタイプです。
といっても、飲めば酔うことに変わりません。
酔っぱらったときに目の前の光景が
グニャグニャになった経験があります(笑)。
そうした反応が早くに感じられる方であれば、
お酒が苦手かもしれません。
同じことは数字にも言えそうです。
- 数字に強い = 計算が速い
といった見方がされます。
電卓やExcel、会計ソフトといったツールがあっても、
判断力や想定の幅を広げる点で「数字に強い」は魅力です。
一方で、帳簿や決算書をみるだけでも苦痛という場合、
- 専門用語の知識や仕組みの理解だけでなく
- 数字の羅列で疲弊する
といった方が多いかもしれません。
「数字酔い」用の酔い止めを処方したいところです。
数字に強い 高校数学と暗記
数字の羅列といっても日常・仕事では、
- 桁の大きい数字(金額)
といった取り扱いが多いはずです。
たとえば、飲食店の売上高。
- 客単価:1,000円/人
- 1日の来店者数:70人/日
- 年間300日営業:300日/年
年間売上高は下記の通りです。
- 1,000円/人×70人/日×300日/年=21,000,000円/年
数字酔いの原因は「0」の羅列にあります。
「0」の羅列で酔わないためには、
- 桁を把握する
- 指数を利用する
といった対策がとれます。
「1000」よりも「1,000」と「コンマ(カンマ)」で区切ると
桁の取り違えを防げます。
区切った状態と桁を暗記しておくこともおすすめです。
$10=10^1$
$100=10^2$
$1,000=10^3$
$10,000=10^4$
$100,000=10^5$
$1,000,000=10^6$
$10,000,000=10^7$
$100,000,000=10^8$
(桁-1)=べき数(10の右肩の数字)、と把握できます。
「指数」を利用するとかけ算・わり算をたし算・ひき算にできます。
上記の売上高の計算では桁の処理に集中すれば
的外れにはなりません。
$(10^{3+1+2})*(3*7)=10^6*21$
高校数学のちょっとした利用と暗記が役立ちます。
数字に強い 直感化の魅力
そろばんや暗算の達人の成果は再現困難です。
また、一般的にパッと数字を計算する場合、
概算額がわかれば問題ありません。
直感的に計算できるテクニックがあれば、
判断の先送りや曖昧な想定を防ぎやすくなります。
地頭の良し悪しよりもちょっとした工夫で
数字酔いは防げます。
蛇足
本を読むのは好きなのですが、日本語の古典が苦手です。
ひらがなの連続が続くと、文字で酔いそうになります(笑)。
「分かち書き」は日本語でも需要があるはずです。
(文章を楽に読むための試行錯誤)
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