銀行の支店がどれだけ減ったかご存知ですか?
2000年以降の変化に気づいていますか?
普段よく通っている道筋なのに、建物が取り壊されると、
何の建物があったか思い出せないことがあります。
加齢ではないはずですが(笑)。
統計や長めの時間軸で変化を振り返ってみると、
変化に対応できるているか?といった問いになります。
銀行の支店 なくなっていることに気づくか?
西暦2000年頃に学生生活をしていたので、中古本リサイクル店や
ネットカフェの栄枯盛衰をみてきた世代とも言えます。
当時は金沢市の中心・郊外を問わず、多数の店舗が乱立していました。
2024年現在では、その大半が閉店して跡形もありません。
書店の数も同じように減少しました。
新聞などのメディアでは度々取り上げられています。
店舗数は、2003年20,880店から2022年11,495店と45%の減少です。
(公益社団法人全国出版協会出版科学研究所)
2024年(令和6年)3月時点で、全国1,741市区町村のうち、
書店が1店舗もない自治体は482市町村(27.7%)です。
商売や事業では銀行などの金融機関の店舗の変化があります。
銀行の支店 20年間の変化を統計で確かめる
銀行などの金融機関の店舗数も2000年以降減少しています。
金融機関の再編や支店の統廃合による結果です。
使われなくなった銀行の支店跡が更地になっていたり、
税理士事務所として利用されていることもあります(笑)。
統計で確認してみます。
石川県では、2001年740店舗から2021年563店舗と約24%の減少です。
(ゆうちょ銀行を除くと約37%の減少!)
2021年以降も店舗数が減少しています。
同時期の県内人口が118万人から113万人と4%程度の減少だったので、
金融機関の店舗数の減少が際立っていると言えます。
統計で長期間の推移を俯瞰してみると、環境の変化の大きさがわかります。
銀行の支店 変化のない義務と必要性
金融機関の店舗数が長期に減少しています。
一方で、役所や郵便局数の変化は大きくありません。
郵便局数は2012年10月24,233から2,024年3月23,512と微減です。
(出典:日本郵便 郵便局局数情報オープンデータ)
一見すると、行政手続きや郵便の利用で不便を感じない
と言えそうです。
とはいえ、現実には、
- 税務申告などでのオンライン化
- 土曜日配達の見直し
といった変化が続いています。
金融機関を利用しての決済の必要性や税務申告の義務は
依然として変化がありません。
変化している環境と変化のない必要性や義務があります。
好き嫌い、得意不得意を棚上げにした対応が必要です。
税務申告の対応と並行して、税理士によるサポートの検討も
選択肢の一つとなります。
蛇足
アイキャッチ画像は実家で撮影した「フレンチラベンダー」です。
形状も色も印象に残りやすい花です。
毎年見ているはずですが、ラベンダーとは知りませんでした(笑)。
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