デジタル化はバラ色一色なのか?
効率化に隠れているトゲとは?

気が進まない試みだからこそ確実な成果を期待する
ということがあります。

バラ色の成功を期待するわけですが、バラにはトゲがある
という点への留意も必要です。

バラはバラでも豚バラに期待(笑)

デジタルはバラ色 渋々でも期待

環境の変化に強いか弱いかといった性格や特徴は
年齢とともに表面化してくるかもしれません。

  • とりあえず試してみる
  • 予約して購入して使ってみる
  • 機会をみつけて参加してみる etc.

年齢とともに縮小再生産に陥らないようにするためには、
変化を取り込んでいく必要があります。

とはいえ、誰も彼も・どんな分野でも対応できるとは限りません。

たとえば、デジタル化・DX・オンライン化。

積極的というよりは手続き上、環境の変化の都合上
やむなく受け入れるという場合も多いかもしれません。

ただし、そうした渋々変化を受け入れる場合でも、
成果には期待していたりします(笑)。

デジタルはバラ色 トゲがある!?

デジタル化の成果は、

  • 効率化
  • 生産性向上
  • コスト削減

といった側面があります。

たとえば、キャッシュレス決済。

銀行などの金融機関の支店が集約・削減されることで、
窓口での手続きが時間・コスト面で不利になっています。

インターネットバンキングの利用の優先順位が
上昇することになります。

現状、金融機関はインターネットバンキングに対応しており、
利用説明を個別に対応してくれる銀行もあるようです。

時間や場所による金融サービスの制約を受けないだけでなく、
コスト面でも有利になります。

一方、ネットバンキングによるキャッシュレス決済がバラ色一色
とは言えません。

効率化やコスト削減というバラ(色)と「トゲ」は一体です。

ネットバンクの利用では本人確認や認証が課題です。

  • 利用者ID
  • パスワード
  • ワンタイムパスワード
  • 生体認証
  • 合言葉
  • 秘密の質問 etc.

対面・筆記での署名・ハンコといった物理的な手段以外で
確認をする必要があります。

慣れてしまえば複雑な手続きではありません。

一方、困るのは金融機関ごとに認証手続きが異なることです。

複数の金融機関のネットバンクを利用している場合であれば、
金融機関ごとの認証手続きを管理することになります。

デジタルはバラ色 スピード感が増す!?

デジタルでの処理、とくに決済が関連する場合には、
効率化やコスト削減といったバラ色の成果と、

  • 認証手続きの管理

といったトゲがセットとなります。

管理対象が増えるという厄介な一面もありますが、

  • 人任せでも外部からはわからない

というさらに困った面もあります。

デジタル化・DX・オンライン化にはバラ色の面もありますが、
管理のトゲがあることで成立している側面もあります。

効率化を達成すると処理や手続きでの楽ができますが、
認証の管理の苦も忘れないことがおすすめです。

 

蛇足
よくよくよく考えてみると、バラ色も多様ですね(笑)。
それでもポジティブなイメージがあるところが
バラ(色)の魅力かもしれません。

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