実家の親の生命保険はどこか? 生命保険契約照会制度スタート
まさかのときのためにご一読ください。
生保照会 慣れる機会の無い対応
何事にも早く慣れる方もいれば、不器用な方もいます。
(私は後者)
不器用な方を困らせる処理では、未経験・一過性といった
特徴があります。
知識やノウハウの蓄積が利かない処理は、混乱と当惑で疲弊します。
親族の死亡による手続きもそうした対象といえます。
慣れる機会の無い対応ですが、放置できない問題です。
生保照会 生命保険契約照会制度の手続き
万全の終活を行い、粛々と相続を進めることが理想です。
現実には、故人の遺品や資産、名義書き換えといった対応すべき
課題に追われます。
生命保険もそうした対応すべき対象です。
保険の契約書(保険証券)や銀行口座の動きは重要な証拠です。
その一方で、家族といっても不明な保険契約もありえます。
そうした保険契約を探すための制度が「生命保険契約照会制度」です。
一般社団法人生命保険協会により運営されています。
家族の死亡や認知判断能力の低下の際に、生命保険契約の有無の確認が
必要になります。
照会制度では、以下の留意点があります。
・保険の種類などは調査できない
・保険の請求の代行はしない
上記のような制約はありますが、
・オンラインで照会できる
・1回3,000円(税込)でキャッシュレス決済(クレジットカード)が可能
という面では利用の負担を下げてくれます。
オンラインでの照会にはメールアドレスが必要です。
個人情報を照会することから、照会時には確認書類が求められます。
死亡のケースでは、照会者の本人確認書類だけでなく、
・法定相続情報一覧図
・死亡診断書
認知判断能力の低下では、
・医師による診断書
といった書類も添付する必要があります。
上記の書類もオンラインでのやりとりとなります。
生命保険契約の有無を一度の手続きで漏れなく確認できます。
生保照会 整理や棚卸は定期的がおすすめ
照会制度をオンラインで利用できることはプラスです。
しかし、照会のための費用や時間、手続きがかかります。
生命保険だけでなく、預金や株式、不動産と手続き対象は
他にも多々あります。
終活というといささか重苦しい印象もありますが、
財産の整理や棚卸は定期的に進めたいものです。
定期的に見直すことで、いざというときの戸惑いや混乱が防げます。
蛇足
上記の照会制度は生命保険契約が対象です。
共済は含まれていません。
共済については、下記のような災害に関連した照会制度があります。
(一般社団法人日本共済協会)
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