プログラミング学習と写経
まとめ:写経はプログラミングだけにはとどまらない
プログラミング学習と写経 新しい取り組みは必要
働き方や生産性の向上は、ことばや言い方が変わっても続くテーマです。
組織内であっても、フリーランスでの仕事であっても、仕事は向上させたいものです。
今までとは、全く異なる仕事をするということもあります。
しかし、そうした機会は、それほど多いものでありません。
今取り組んでいる仕事を何らかの形で向上させることや更新していくことが、これまでの仕事のやり方を変更することの中心です。
事務処理であっても、手書き→カーボン紙での複写→コピー機→パソコンの利用と、数十年単位では変化し続けています。
パソコンというハードが定着した後は、運用、つまりソフトの利用での変化となります。
定型的な処理をより効率化するために、プログラミングを活用する可能性が出てきます。
私の場合、以前勤めていた医療法人で毎月数百人分の請求書を作成する必要があり、エクセル VBA を利用する機会がありました。
手書きは論外ですが、エクセルの関数だけでは不可能な量の処理が一瞬で完了して、スカッとしていました。
プログラミング学習と写経 わかるでは不充分
専門的なプログラマーで なくても、プログラミングをする以上は学習が必要になります。
学習を支援してくれるスクールや、ウェブサービス、書籍があります。
仕事で使うプログラミングでは、何らかの目的が想定されています。
たとえば、請求書の作成や会社のサイトの管理などです。
自分にとって必要な学習ツールを選択して、学習を進めていくことになります。
よくある失敗ですが、 プログラミングの参考書などを見て、なんとなくわかった気になるのは、時間の無駄です(笑)。
プログラミングをしていると、コロン(「:」)わずかな入力ミスで、期待した出力が得られません。
スペースやインデントも、言語により扱いが異なります。
手を動かすという基本的な学習スタイルは、欠かせません。
参考書での学習をする際には、自分で入力したコードを即確認する環境が必要です。
(「即」はとくに強調です)
プログラミング学習と写経 写経は白紙復元へ
プログラミングの習得では、「写経」というスタイルが一般的です。
サンプルとなっているコードを自分で入力して、サンプルと同じ結果が得られるかどうかを確かめるわけです。
サンプルのコードを見ながら入力するということだけが写経ではありません。
サンプルのコードを見ないで、自分で入力したコードがサンプルと同じ結果に再現できるかを確認していきます。
プログラミング学習での写経というと、プログラミングという特定の分野だけでの学習スタイルにもみえます。
写経という学習スタイルを、サンプルやお手本の白紙復元という考え方でとらえれば、簿記の学習とも同じです。
(数学や楽器の演奏、料理も同じといえます)
理解→試す→自力で白紙復元というスタイルは、どの分野の学習でも共通です。
蛇足
プログラミング学習では、音声入力(読経)というわけにはいきません。
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