税務申告の閑散期を逃さずに次の準備へ!
季節の変化を待っていられません!
「閑散」という字面はどうにも不景気な印象です(笑)。
とはいえ、慌てず次の準備にとりかかることができる
という点では魅力があります。
手掛けてみると時間が足りなくなるかもしれません。

こちらも次の準備
閑散期に準備 真夏はヒマなのか?
2025年(令和7年)の北陸・石川県の夏は連日酷暑が続いています。
毎年11月から翌年3月は鉛色の空を忌々しく眺めていますが、
夏は夏で雲一つ無い青空を苦々しく眺めています(笑)。
税理士業は一般的に夏季が閑散期とされています。
個人の所得税の確定申告、法人の3月決算での繁忙期が過ぎ、
年末調整まで大きなイベントがない時期のためです。
とはいえ、やることがないというほどヒマではありません。
- 毎月ごとのお客様のフォロー
- 4月以降の法人の決算・税務申告
- 相続税申告対応
- その他税務相談
上記以外にも、自己研鑽や業務の見直し・改善を進めてもいます。
繁忙期のような「外圧」がないからこそ閑散期にできることもあります。
閑散期に準備 法人も個人も取り組める!
法人の決算・税務申告がある場合などを除けば、個人でも法人でも
夏季は会計・税務処理での「外圧」は少ない時期です。
外圧が少なく、連日酷暑、長期のお盆休みと重なってくると、
税務会計の処理なども先送りしがちかもしれません。
後々帳尻を合わせる、締切に間に合わせることも選択肢ですが、
時間の有効活用という面では物足りません。
法人でも個人事業主でも閑散期を逃さずにできることがあります。
たとえば、記帳、帳簿の作成。
処理を溜め込まないといった消極的な対応に限らず、
- 効率的な入力や作成方法
- 会計データの活用
といった改善や見直しもセットで取り組むこともできます。
現状の会計データをもとに前年度以前の過去や年初の計画と
対比させることもできます。
秋以降の業績見通し、資金繰り、納税予測なども件テウ課題です。
個人の所得税との関連では、医療費データの収集や
ふるさと納税の対応にも取り組めるはずです。
閑散期に準備 季節の変化を待たない
なんやかんやと取り上げてみると、閑散期どころではない
といった印象かもしれません。
エアコンの効いたところで取り組むことがおすすめです。
うっかり秋まで先延ばししてしまうと、年末調整などに追われ、
慌ただしく右から左へ処理をこなさざるを得なくなります。
残念な意味での例年通りとなります(笑)。
閑散期といった時期だからこそできるハズのことがあります。
季節の変化を待つ必要はありません。
蛇足
アイキャッチ画像は「ハクモクレン」の果実です。
ハクモクレンは春に大振りな花が目を引きます。
(イメージから具体的な税務会計をどうつなげるか?)
夏には果実が実り始めます。
熟しても、苦くて食べられないそうですが(笑)。
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