ワープロ利用は後回しでOKな理由 パソコン初心者をくじかないために

つい手を出しがちですが、先送りしましょう。

ワープロ利用は後回し 我が家に降臨したワープロの末路

かつて、昭和の末期(1980年代後半)に私の実家に「ワープロ」が降臨しました。

パソコンではなく、ワープロです。

入手の経緯は不明です。

推測ですが、私の親がドヤ顔をしたくて購入したようでした(笑)。

キーボードに一行分ほどが表示される液晶モニターが搭載されたワープロでした。
キーボードから入力された文字が表示され、漢字に変換される様はなんだか変化を予感させました。

作家の宮部みゆきさんもそうしたワープロを使って創作活動をはじめたそうです。

とはいえ、作家志望でもなく、酪農業を営んでいた私の実家でのワープロは肩身の狭い印象でした。

購入して、ひと騒ぎした後は、電源を入れることもめったになく、いつしか消息を絶ちました(笑)。

ワープロ利用は後回し 昔を引きずるパソコン初心者

かつてのワープロは、メーカーごとの創意工夫はあったものの、衰退の一途をたどりました。

スペックやコストが衰退の原因ではありません。

ワープロ衰退の原因は、データが文字にかぎられたことやデータの利活用が不可能だったことにあります。

パソコンやスマホでは、文字・画像・音声・動画を横断的に利用できます。

データの利用とネットワークの連携が魅力であり、再帰的に魅力を作っています。

以上は前置きです。
今さらというお話かもしれません。

ワープロ全盛の時代とパソコン・スマホ利用の現状は大きく様変わりしています。

その一方で、パソコンを使い始めるというと、依然としてワープロソフトからの利用を目にします。

仕事上よく使われる「オフィスソフト」にも、表計算ソフトやプレゼンテーションソフトと一緒にワープロもセットになっています。

オフィスソフトは仕事上必要ですし、便利です。

ただし、利用頻度や優先順位があります。

私の利用状況では、ワープロ:プレゼンソフト:表計算=1:2:7、といったところでしょうか。

ワープロソフトを常時・頻繁に使用する業務は、意外に少ないかもしれません。
(法律事務所や会社の総務部では活躍していそうですが)

オフィスソフトの利用以前に、パソコンではブラウザを利用する機会も多いはずです。

パソコンの利用を始めたばかりの方にとっては、ワープロソフトの習得は後回しがおすすめです。

ワープロ利用は後回し 興味や関心を優先する

ワープロは後回し・・・

入力の練習は?、と思われるかもしれません。

もちろんタッチタイピングができるほうがベターです。

ウェブ上でも練習用のサイトは見つかります(☆)。

別の視点から初心者の突破口をとらえます。

上記の(☆)の文章で、「ウェブ」・「サイト」・「見つかります」がヒントになります。

つまり、ブラウザ(閲覧ソフト)から関心のある情報を検索することからパソコンの利用に慣れていくわけです。

情報の検索やオンラインサービスの利用での入力量は、ワープロソフトの利用よりずっと少ないはずです。

ただし、自分の興味や関心を優先すると利用が続きます。

パソコンを消息不明にしないためには、自分の関心を満足させることが優先です。

 

蛇足
パソコンも音声入力が便利になってきました。
(実家の親とIT入力 キーボードその他も使う)

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