官公庁オークションや公売情報をご存知ですか?
自粛生活向きでしょうか?
差し押さえの後は?
税金のトラブルといえば脱税が思い当たります。
意図的な売上除外や架空経費での話題はメディアでもとりあげられます。
それに対して、税金の滞納や差し押さえはあまり話題になりません。
(ニュース映えしないからでしょうか?)
そうは言っても国税徴収法という法律があり、法律が機能している以上
差し押さえも執行されています。
税金滞納による差し押さえというと、税務署(国税庁)を連想しがちですが、
地方自治体といった行政機関も執行しています。
差し押さえは滞納している未納税金に充てられるために行われます。
差し押さえ→X→お金→滞納へ充当、となります。
Xには、「官公庁オークション」や「公売情報」での取引があります。
KSI官公庁オークションへのリニューアル
「KSI官公庁オークション」は2021年(令和3年)7月にリニューアルされました。
(2021年3月まではYahoo!官公庁オークションでした)
行政機関が出品しているオークションです。
滞納・差し押さえによる「インターネット公売」と「公有財産売却」が
取り扱われています。
公有財産売却は行政機関所有の財産を売却することが対象です。
(消防車なども出品されるようです(笑))
いずれの取引でも入札→落札の流れでやりとりされます。
入札にはメールアドレスでのログインが必要です。
検索画面は以下の通りです。
少額の物品もあれば(笑)、不動産では数千万円の高額な物件もみられます。
留意したいのは保証金です。
出品されている物件によっては、保証金が設定されています。
保証金は落札できたときには代金に充当され、落札できなかったときは負担なしですが、
落札して代金を支払わなかったときに没収されます。
(冷やかしの入札はお断りということです)
国税庁の公売情報
「公売情報」では税務署や国税局が差し押さえた財産を売却しています。
入札対象の財産では不動産が多いためか、内訳も詳細に分類されています。
「官公庁オークション」とは異なり、各取引対象ごとに管轄している国税局に
問い合わせる必要があります。
保証金だけでなく、入札書等の提出が必要になります。
官公庁オークションに比べると、公売情報での取引は敷居が高い印象です。
税金の滞納や差し押さえに明るいイメージはありませんが、
オークションや入札といった利活用という側面もあります。
普段とは違う視点からの取引としてサイトをみてみると、
面白いかもしれません。
蛇足
官公庁オークションで出品されている「事務、店舗用品」では、
以下のものも見られました。
「アンティーク、コレクション」ではないようです(笑)。
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