大人のための金融リテラシーの講座は何がおすすめか?
お金の管理のために何を肥やしにするか?、
続きは本文で。
お盆明けから刈り取りかな?
大人の金融リテラシー 金融教育の誤解
税金についての知識は誰もが知っておくべきです、
と誰が言っても否定されません。
税金・納税は否応もなく国民の義務だからです。
また、税金についての知識や理解があれば
適切な負担で納税の義務が完了できます。
事業活動をしていれば税理士との接点もありますが、
多くの方にとって税金の知識や理解が不足がちです。
だからこそ、税金の知識や理解を積極的に補う
といった選択をおすすめしています。
(大人のための税金のあんちょこ「暮らしの税情報」をご存知ですか?)
税金のリテラシーを高める必要性は未成年の教育でも重視されています。
私も租税教室で登壇しています。
その一方で、お金全般の取り扱いを教育の現場で扱うことは
否定的な雰囲気があります。
2022年(令和4年)4月より高校教育の現場でも金融経済教育が
開始されています。
教材を確認してみると、大人のための金融リテラシーの講座
にも対応できる内容です。
金融リテラシーというと投資ばかりが注目されがちですが、
お金の管理全般に言及されています。
大人の金融リテラシー 高校生向けがおすすめ
金融経済教育の資料や教材を提供しているのは金融庁です。
小中学生向けに「うんこドリル」での教材も提供しています。
大人向けの資料もウェブ上で提供されています。
PDFファイルで提供されており、無料でダウンロードできます。
(「基礎から学べる金融ガイド 金融庁」で検索)
上記のタブレットの収録内容はわかりやすいのですが、
私のおすすめは高校向けの教材です。
(「高校 金融経済教育 金融庁」で検索)
構成は以下の通りです。
高校向けの教材では、シミュレーターを利用しながら
お金の管理を理解する内容になっています。
シミュレーターはウェブ上で登録せずに利用できます。
(「高校 金融経済教育 金融庁 シミュレーター」で検索)
たとえば、「家計管理」シミュレーター。
収入と支出を簡易に設定すると、家計の見える化をシミュレートしてくれます。
設計条件次第では下記のような結果ともなります。
「借金」シミュレーターでは住宅ローンの見える化も可能です。
提供されている教材とシミュレーターの利用がつながっています。
大人の金融リテラシー シミュレーションできますか?
大人であっても高校向けの教材を利用する価値はあります。
高校生であれば、シミュレーションでとどまります。
大人であれば、シミュレーションだけでなく、
- 現状分析
- 現場の見える化
とより突っ込んだお金の管理に踏み込めます。
とはいえ、シミュレーターを利用した分析には、
現状を把握できる正確なデータが欠かせません。
高校向けのシンプルなシミュレーターとはいっても、
リアルな実感のともなった利用には準備が必要です。
金融リテラシーが知識だけの問題ではない
といったことがわかるはずです。
蛇足
「うんこドリル」は官公庁でも人気です。
国税庁でも、
国交省でも登場しています。
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