ニセ税理士に騙されないための護身術とは?
腕力以外でも護身術の出番があります。
ブログを読み切るだけの辛抱があれば身につきます。
金時草(キンジソウ)
騙されない護身術 またかよっ!?
時代の流れとともにみかけなくなった犯罪や迷惑行為があります。
たとえば、訪問販売での押し売り。
根絶されたとは言えませんが、
- 特定商取引法などが法律が整備され、
- 「国民生活センター」などの啓発活動もあり
昔よりは被害対応がとりやすくなった印象があります。
それに対して、ニセ税理士(笑)。
古典的な詐欺行為ですが、続いているようです。
税理士法は整備されており、税理士証票もあるのですが、
ニセ税理士と関わる残念な選択をされるケースがあります。
大手メディアやSNSでニセ税理士が話題になると、
「またかよっ!?」という印象があります。
騙されない護身術 勘を働かせる
ニセ税理士が跋扈(ばっこ)する背景や見破り方については、
以前にも紹介しました。
まず外形からのニセ税理士の見破り方では、
- 税理士証票
- バッチ
- 電子証明書
といったもので確認できます。
(ニセ税理士を見破る どんな身分証明書があるか)
現在、税務申告では電子申告(e-Tax)が目立ちますが、
税理士が代理で申告するためには電子証明書が不可欠です。
また、税理士の取り扱うサービスである税務調査への対応でも
ニセ税理士を見破ることができます。
(ニセ税理士でのトラブルが起きる理由)
税務調査では、税理士は税理士証票を提示する義務があります。
(税理士法第32条)
上記の見破り方は有効ですが、トラブルを未然に防ぐ選択、
ニセ税理士と関わらない選択がおすすめです。
ニセ税理士でのトラブルを防ぐだけでなく、
お金の不安を減らす効果も期待できます。
その選択とは、妥当性や疑問・違和感を抱く
勘働(かんばたら)きをできるようにすることです。
騙されない護身術 仕組みと比較と妥当性
勘働きをできるようにするをつっこんで分解すると、
- 仕組みを理解して、
- 想定や過去データと比較して、
- 処理の妥当性や疑問点・違和感をもてる
ようにしていくといえます。
カチッと表現すれば、
- 経理や税務申告のリテラシーを高める
ということがニセ税理士への護身術になります。
見方を変えると、
- 処理を丸投げ
- 仕組みを理解していない
- 税理士ともコミュニケーションをとっていない
といった場合には、勘は働きません。
ニセ税理士は報酬のダンピングでも売り込むようですが、
納税者の選択眼・勘働きの弱さにも付け入ります。
ニセ税理士に依頼してしまう残念な選択は、
知識や理解といった護身術で防げます。
蛇足
金時草は夏の加賀野菜の定番です。
赤紫色の色素(アントシアニン)が抽出できるので、
お菓子作りにも使われています。
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