確定申告書は2枚書かなきゃいけないのか?
結論は、NOです!(やっぱり(笑))
申告書は2枚? そこで驚くか!?
確定申告の時期になると税務支援ということで、
- 確定申告相談コールセンター(国税局)
- 役場での税務相談
- 商工会議所での税務支援
と普段とは違った仕事があります。
税理士は税務会計のサービスを取り扱ってるとはいえ、
通常は事業活動のサポートが目立ちます。
見方を変えると、理解の幅はあるものの
お客様側でも決算書や申告書はお馴染みです。
そのため、確定申告でも無料相談会場などでは
想定外の質問を受けることもあります。
たとえば、確定申告書の枚数。
2枚目も書かなきゃいけないのか?、といった問い合わせです。
申告書は2枚? 第1表と第2表の関係
確定申告書のイメージは、
- お堅い → 正解
- 数字が並んでる → ほぼ正解
- 専門用語ごちゃごちゃ → ちょっと残念
- 事務処理の負担が大きい → ハズレ
といったところでしょうか?
数字が並んでいて、とっつきが悪いというイメージは
あえて否定のしようもありません(笑)。
ごちゃごちゃした書類といった印象は、
ちょっと残念です。
申告書全体の構造がわかってしまえば、
スルーできる印象です。
(確定申告の決算書や申告ってこんなもんです ゴールからスタートする!?)
申告書の構造は、
- 「収入」「所得」といった区切りごとに
- 左側の列の上から下へ
- 右側の列の上から下に
向かって数字を追いかけると、
- 収入 → 所得 → 所得控除 → 税額
とすっきりしています。
そうは言っても記入する箇所が多い印象ですが、
自分と関係の無い箇所は無視すれば問題ありません。
しかしながら、それでも負担を感じるのが「第2表」です。
第1表以上に記載欄が多い上に、記載欄が狭い(笑)。
しかし、記載する内容は第1表の詳細や根拠のデータです。
確定申告書の作成をスタートする段階では、
- 第2表のデータや資料が不可欠
といえます。
確定申告書の構造や見方は上記でお伝えした通りです。
一方、作成の手順からとらえると、
- 第2表の記入 → 第1表へ転記 → 第1表で計算
といえます。
なんやかんや言って結局2枚書かなきゃいけないのか!?
は早とちりです。
申告書は2枚? 転記をスルーしてしまう
確定申告書の作成の手順での
- 記入
- 転記
- 計算
といった表現は手書きが前提です。
「記入」を「入力」と変換すると、
- 第2表の入力 → 第1表へ転記 → 第1表で計算
と処理過程が激変します!?
「確定申告書等作成コーナー(国税庁)」を利用すれば、
- 転記
- 計算
は不要です。
転記も計算も「作成コーナー」が自動で処理します。
第1表や第2表を区別して申告書を作成することもありません。
拍子抜けする解決方法かもしれません。
年々複雑化している申告所得税制度の負担には
面倒な処理です。
同時に負担をスルーできる手段もあります。
「記入」より「入力」がおすすめです。
蛇足
電子申告では納税者の氏名や住所の入力も不要です。
ちょっとしたことですが、気が楽になります。
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