三日坊主で悩まないための対策とは?
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク)」
だそうです。
「人の振り見て我が振り直せ」ともいいますね。
人(他人)の失敗や試行錯誤は参考になります。
和乃菓ひろの(白山市)
三日坊主で悩まない 呪いのスティグマ?
お正月、元旦、新年ということばをみると爽快感があります。
暦の上での通過点に過ぎないとディスることもありません。
希望や期待が膨らむ一年の始まりですが、困りもののフレーズもあります。
たとえば、「一年の計は元旦にあり」や「三日坊主」(笑)。
新年早々、人の足を引っ張るようなフレーズです。
計画の作成や実行の不履行でのよどみない成功以外を認めない
といった呪いのスティグマ(烙印)といえます。
毎年のことだなー(笑)、といった割り切り方もあります。
とはいえ、無責任なフレーズに振り回されない対策がおすすめです。
三日坊主で悩まない 実行・保留・修正・再起動
三日坊主、取り組んだ課題で早々に挫折する理由を考えると、
- 取り組む課題が多すぎた
- 取り組む課題と現状のギャップが大きかった
- 長期の計画を立てていなかった
といった原因が考えられます。
上記の原因が実行段階での停滞につながります。
いわゆる「甘い」見通しや見積もりと現状のギャップでの差が
停滞→挫折となるわけです。
三日坊主に陥ってしまう方を能力や性格と結びつけるのは
よくある間違いです。
新しい挑戦や試行錯誤では、
- ゴールや目標があっても
- 過程や手段は不明確や未決定
というケースが多いはずです。
むしろ、新たな取り組み→停滞になることを想定すべきです。
当初の目論見どおりに展開するような内容は、
前年での先送り事項でしかありません(笑)。
三日坊主、停滞に陥ったときの修正からが本番です。
- 停止や放棄
- レベルダウン
- 長期計画を再作成
といった修正の選択肢があります。
たとえば、税理士試験。
まったく簿記を知らない方がお正月から勉強始めて、
- 夏に簿記論と財務諸表論も法人税も相続税法、
さらに消費税法の合格を狙う
といった計画を立てるかもしれません。
遅くとも1月4日頃には計画の修正に迫られます(笑)。
税理士試験を放棄、撤退するという選択もあります。
別の選択肢では、
- 今年の試験は簿記論に絞る
- 2月には日商簿記3級を受験する
といった修正もありえます。
三日坊主は失敗と思われがちです。
しかし、新たな取り組み→停滞が前提なら、三日坊主の段階で
次の修正に必要な想定や計画、データは得られます。
三日坊主で悩まない 成果より記録
三日坊主に陥っても自己嫌悪することはありません(断言)。
とはいえ、同じ挫折を繰り返すとウンザリします。
三日坊主は起こりうるイベントです。
三日坊主で思考停止、自己嫌悪で挫折や放棄することが問題です。
避けられない三日坊主ならば、むしろ三日坊主の後で修正できる
記録があると助けになります。
日付のある日記や手帳、カレンダーの記録が役立ちます。
蛇足
修正や再起動を前提とした取り組みの方が加点主義の性格で
気が楽になります。
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