デジタル・オンライン・クラウドで理不尽対策!
全て弱者だから脱・弱者の選択!
お金があれば平時には強者です。
ただし、条件次第ではあっさり弱者となります。
条件は理不尽に当てはまるので油断できません。
理不尽対策 天候・災害の無条件一律適用
どうにかならないかなあ?とため息が出るときは、
どうにもならない理不尽さがあったりします。
たとえば、雪国の冬。
私の住んでいる石川県は暖冬や雪が少ない年といっても
数十cmの雪が積もります。
路面の凍結や落雷による事故も毎年発生しています。
あるいは自然災害。
2024年(令和6年)1月1日の「令和6年能登半島地震」の発生は
能登地方だけでなく広い地域で被害が発生しました。
経済面ではお金があれば平時には強者です。
強者であれば対応できるトラブルの幅は拡がります。
とはいえ、天候の悪化や激甚災害が発生してしまうと、
平時の強者も一転して弱者となりえます。
理不尽対策 罹災証明と開業届
天候や災害の発生は事業者・経営者を無条件に弱者化してしまいます。
やるべきことやりたいことへの対応に手間取ることで、
強者から弱者になってしまいます。
たとえば、罹災証明の申請。
災害が発生した後で各種の支援や所得税の雑損控除の適用などで
罹災証明書が必要となります。
罹災証明書の申請は被災現場の写真と申請書の提出のみで済みます。
私の実家(石川県加賀地方)も能登半島地震で家屋の外壁が損傷し、
罹災証明書の申請をしました。
オンラインでマイナンバーカードを利用して申請したため、
- 写真をプリントアウトする必要もなく、
- 市役所窓口に赴くことはなく、
- 申請書の書き損じも気にすることなく、
簡潔に手続きが済みました。
申請にはオンラインで15分ほど、家屋の被害が軽微だったこともあり、
罹災証明書は2日後に届きました。
「罹災証明 マイナポータル」で検索がおすすめです。
税理士業では申告書の提出だけでなく各種の届出書の提出もあります。
たとえば、開業届。
開業日から1か月以内に提出します。
1か月と余裕がありそうな強者の発想になりそうですが、
- 他の優先事項や割り込み案件
- うっかり見逃し・先送り
- 悪天候・自然災害
と重なってしまうと時間の余裕では弱者となります。
また、書面の作成と提出は定番で手掛けやすい対象でも、
- 入力
- 印刷
- 持参又は投函
と時間も労力、コストもかかってしまいます。
雪の悪天候のなかで書面の提出はパッとしないだけでなく、
事故のリスクもあるのでおすすめできません。
パッとしないソフトとはいえ、e-Taxソフトを利用して、
デジタル・オンラインでの「送信」がおすすめです。
理不尽対策 全て弱者で脱・弱者
悪天候であれ災害の発生後であれ、対応すべきことは多々あります。
反面、行動は理不尽に制約されてしまいます。
また、行動だけでなく確認したいデータが確認できないこともあります。
クラウドストレージの利用は平時であれば効率性と関連しますが、
非常時ではリスク回避とつながります。
どんな状況でも万全の強者でいられることは不可能です。
いつでも・誰でも弱者になりうるからこそ、
- デジタル・オンライン・クラウドは脱・弱者の選択!
という見方に説得力があります。
平時の効率化のための選択が非常時のリスク回避につながっていきます。
蛇足
アイキャッチ画像はベランダにできた氷柱です。
2024年(令和6年)1月の石川県は例年より雪は少ないのですが、
大寒の時期は真冬らしい光景がみられます。
日中も低温や降雪が続くと、雪は積もり氷柱は下に伸びます。
寒明けが待ち遠しくなります。
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