簿記の勉強と実務の違い 

誰かに指摘してもらいたかったことです。

1勉強と実務 手書き電卓
2勉強と実務 消費税は不可欠
3勉強と実務 部分点なし

勉強と実務 手書き電卓

簿記の勉強をしていて、その後に実務に携わったのですが、違和感を強く感じました。

まず受験勉強の簿記の処理では、手書きかつ電卓での集計が必須です。

経理や会計の仕事にミスは許されないという印象は、こうした手書きと電卓での集計での処理が由来ではないかと思います。

これに対して、実務上の簿記は会計ソフトへの入力や確認が処理の大半です。

集計や出力は会計ソフトが自動的に処理してくれるので、入力のミスがないかを確認することに集中します。

現状や今後の見通しを考えると、会計上の処理で手書きや電卓での集計は増えません。

簿記を勉強する際には、手書きと電卓集計があくまでトレーニングと割り切った方がすっきりします。

私は手書きも電卓集計も好きではなかったのですが、好きではなくとも避けられないなら工夫が必要です。

冒頭の写真は、手書きでの仕訳をメモする際の省略記号です。
1現金(cashです)
2売掛金
3買掛金
4減価償却費(depreciation)
5減価償却累計額(累を記号化)
6有価証券
7投資有価証券
8利子
9繰延税金資産・繰延税金負債
受験勉強中の方はご参考に。自分オリジナルはへんてこな記号でも使いやすいと思います。

勉強と実務 消費税は不可欠

受験での簿記は、あくまで会計処理の一環として消費税も含まれます。

この一方、実務上は会計処理で簿記と消費税は必ず同時に処理します。

別の面から言うと、会計の後に何の税目を勉強すべきかといえば、消費税と言えます。

現状では、会計処理=簿記+消費税(の課税区分確認)ということです。

勉強と実務 部分点なし

受験での簿記、とくに難易度の高い試験では合格点が100点満点で30点代などというケースもあります。
(受験者の答案とアタマが真っ白になる内容です)

実務では、そうした合格の基準点はないと思います。

結果として処理の違いはあっても、完答が必須です。

満点ではなく完答です。

必要な処理を何らかのかたちで着地させる必要があります。

会計原則・基準・税法・実務上の習慣などを動員して処理することになります。

座学での勉強と実務を並行させることは、時間のやり繰りという量的にも大変なことです。

効率よく勉強と仕事を進める上で、簿記といっても勉強と実務での質的な違いを知って割り切っておく方が、心理的な違和感は少なくなります。

 

蛇足
電卓は好き嫌いの対象です。
そろばんにいたっては、文化遺産の領域です。

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