手段や方法で悩むより締め切りを決めましょう! 確定申告も前倒し!
映画でもドラマでもギリギリの場面が盛り上がりますね(笑)。
道路ギリギリで咲く花
締め切り効果 不安と慎重の負のスパイラル
大人になる、年を重ねるとそれなりに知恵と経験が備わります。
知恵と経験が備わることでガンガン突進する方もいるかもしれませんが(笑)、
多くの方は未知のことに対して慎重な対応をとるようになります。
とりわけ法律やお金が関連する未知の処理では不安がともなうので、
より慎重な態度になります。
そうした慎重な態度がとれれば、軽率な失敗は防げます。
その反面、不安が大きく慎重すぎると必要な措置を延々と先送りして
状況が悪化したり、選択の幅が狭まる可能性もあります。
情報を集めたり、考えを巡らせていても必要な措置を先送りできる限り
問題は解消しません。
不安と慎重の負のスパイラルを断ち切るには、締め切りが必要です。
締め切り効果 締め切りから解決の選択肢を逆算
締め切りが効果を発揮する一例が税務申告です。
たとえば、確定申告。
個人所得税の締め切りを当局が毎年3月15日に設定しています。
3月15日の締め切りを過ぎて申告すると、
- 無申告加算税
- 延滞税
- 青色申告特別控除額の減額
- 2期連続の期限後申告では青色申告の承認取り消し
といったペナルティが課せられます。
税金の負担だけでなくペナルティが加わるので提出期限を守る
締め切り効果が発揮されます。
フリーランス・個人事業主で新たに事業を開始された方や
副業始められた方にとっては「3月15日」は最低限の締め切りとなります。
確定申告を期限内に完了させるための手段や方法も締め切りがあるからこそ
逆算して解決の選択を進めることができます。
とはいえ、外部から設定された締め切りは、
- 損をしないため
- 最低限の制約
というパッとしない印象もあります。
締め切り効果 ベターな締め切りは自分で設定する
不安で気乗りしないからこそ締め切りが有効です。
最低限の目的だけでなく、プラスの効果を得ようとするなら
前倒しした締め切りを自分で設定することがおすすめです。
事業所得や副業の雑所得での確定申告ならば
- 今年の帳簿を作成し
- 年末までの予想を見込んでおくことで
積極的な対応がとれます。
今年分の確定申告でのふるさと納税や節税だけでなく、
- 国民年金
- 小規模企業共済
- iDeCo
- 倒産防止共済
といった将来へのお金の備えも選択できるかもしれません。
締め切りを前倒しして設定することで、解決の選択肢を余裕をもって
選択できます。
これまでつながりのなかった税理士という選択もありえます。
蛇足
締め切りを決めずに情報収集を続けると、何もやっていないのに
満足感を感じてしまいます。
ある種の現実逃避かもしれません。
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