電子帳簿保存法を凶から吉へ!?
おまけPC画面のQRコードを読み込んでアクセスする方法
「吉」とくれば「凶」がセットですね(笑)。
ただし、吉も凶も流動的です。
電帳法 インボイスだけじゃない!?
2023年(令和5年)税務会計業界では、
- 消費税インボイス制度
- 電子帳簿保存法
といった2つの制度への対応が喫緊の課題となっています。
インボイス制度は事業者にとって納税負担を左右する
という特徴があり注目されています。
一方、電子帳簿保存法は未対応というよりは、
- 何、それ!?
といった反応も多そうです。
税負担とは直接関連しませんが、
- 事業取引全般に関わる
- 税務調査にも関連する
という点で「知らなかった」は避けたい反応です。
電帳法 焦点を外さない
電子帳簿保存法で外せない点は、
- 取引に関わる電子データはデータで保存する!
- 取引:注文書・契約書・送り状・領収書・見積書・請求書
と簡潔にまとめられます。
下記の誤解や勇み足には留意が必要です。
- 紙の書類でやり取りした場合は紙保存でOK
- 書類のデータ化が目的ではない
スキャナを使った電子データの保存は「できる」です。
電子データで懸念される改ざんへの防止策といっても、
- 特別なシステムの導入は不要
- 改ざん防止のための事務処理規程を準備する
と慌てることはありません。
事務処理規程は国税庁で作成済みで利用できます。
(「国税庁 事務処理規定」で検索)
データの検索要件もありますが、自前で作成可能です。
データをデータのままで、改ざん防止の措置をとるが骨子です。
電帳法 凶から吉へ!
電子帳簿保存法の対応を巡っては、
- 取引を全て紙書類で行えば対応不要!
という説もあります(笑)。
ヘリクツとしては筋が通っています。
とはいえ、紙書類のみの取引の環境は、
- アナログ→データへの入力業務の増加
- 紙書類の保管と検索のコスト増・非効率残存
- 取引相手の変化や動向を考慮していない
と現実的な対応とは言えません。
取引や業務の処理の状況や効率性を洗い出ししつつ、
電子帳簿保存法へ対応していくことが吉です。
おみくじとは異なり自力で「凶」から「吉」に変えられます。
おまけ PC画面のQRコードを読み込む
電子帳簿保存法は「帳簿」が関連します。
詳細は「電子帳簿保存制度特設サイト」が参考になります。
国税庁の資料でもQRコードが掲載されてあり参考になりますが、
パソコンからどうやってアクセスするか困ります(笑)。
パソコン画面のQRコードを読み込む手順は以下の通りです。
- スクリーンショットでQRコードの画像ファイルを取得
- 上記画像ファイルをGoogleで画像検索
画像の検索を選択して、QRコードの画像ファイルをアップロード。
画像を読み込むと該当URLが自動的に検索されます。
無事アクセス完了。
テキストでもQRコードでも検索できると慌てずに済みます。
蛇足
QRコードをスマホで読み取るにはパソコンと同じように、
検索バーの画像アイコンより可能です。
スマホのカメラでQRコードを読み取ればOKです。
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