確定申告を早期に完了するメリットを再確認!
いまから・これからの対策とは?
立春がすぎる前に無事確定申告が完了しました。
税理士が期限後申告ではカッコ悪いので(笑)。
カッコはともかく、確定申告を早期に完了させることは
事業者としての実益があります。
これから確定申告に取り組む方もご確認がおすすめです。
早期に完了 個人的な事情
毎年のことですが、バレンタインデーの2月14日を過ぎると、
2月16日~3月15日が確定申告の受付期間となります。
(2025年は2月17日(月)~3月17日(月)です)
大手のメディアや自治体の広報でもとりあげられるので、
忘れた・知らなかったとは言えない圧力があります。
とりあえず3月の申告期限を守って申告することが
最低限の達成目標にはなります。
私は受付期間を待たずに申告を完了しました。
税理士が期限後申告では格好がつかないということもありますが、
- お客様対応が後手に回る
- 独立の事業者としてのメリット
といった観点からも早期に申告を済ませています。
早期に完了 事業者にとってのメリット
私は所得税も消費税も「確定申告書等作成コーナー(国税庁)」より
申告しています。
毎年更新されており、無料で使い勝手が良い印象です。
好印象ではあるものの、毎年インターフェイスが変わるので、
自分の申告を兼ねて確認しています。
税理士であり事業者でもあるので、早期に申告のメリットも実感しています。
以下は早期に申告を完了させるメリットです。
- 税負担額が早期に確定する
- 振替納税利用ならば4月の引き落としまでが準備期間にできる
- 青色申告特別控除65万円が利用できる
- 期限後だと電子申告しても特別控除は10万円になる
- 後でミスが発覚してもリカバリーする時間がある
- 今年の事業に集中できる
- 前年の処理を2か月以上持ち越さない
早期の確定申告完了には精神衛生上だけでなく実益があります。
早期に完了 いまから・これからの対策
申告期限ギリギリになるまで申告には手を付けない
といったマイルールをお持ちの方がいます。
申告期限の制約にスリルを感じるようですが、
少数派の特殊な嗜好なので無視します(笑)。
確定申告を早期に完了させる対策はありますが、
場合分けがおすすめです。
これから、今年分以降の確定申告であれば、
- 請求書や領収書等の資料やデータを適切に管理
- 会計ソフトを利用して適時記帳する
- 会計・税金の理解や知識を補う
- 税理士のサポートを活用する
といった定石の対策が王道です。
他方、いまから前年分の確定申告の処理に移るのであれば、
- 即着手!
- 白色申告・青色申告(簡易簿記)なら2月中に目処をつける
- 青色申告(複式簿記)で手に負えないなら税理士に依頼
- 伝聞・根拠不明な情報は無視する
といった選択がおすすめです。
確定申告の処理の先送りにメリットはありません。
申告期限のスリルは時間の無駄と断言できます(笑)。
蛇足
アイキャッチ画像は事務所側で節分(2025年2月2日)に撮影しました。
雪吊と雪の組み合わせで程よく雪国感がでている印象です。
2月4日からは今冬最強寒波襲来で風情はしばらくお蔵入りです(笑)。
<ご案内>
■林友範税理士事務所
■災害と税金の情報
■確定申告のご依頼も受付中!