税理士だからって地域密着がセールスポイントになるか?

批判されにくいセールスポイントは
本当に魅力なんでしょうか?


MACHAREA(マチャレア・ローソン)

地域密着 批判されないセールスポイント

経理や会計、税務申告を生業とする士業というと、
税理士や会計士が思い浮かびます。

税理士や会計士とやりとりのない方にとっては
区別がつきにくいかもしれません。

一般には、税理士の方が地域密着というイメージが強いと思います。

確かに大企業などの監査を扱う会計士が都市部に集中するので
税理士の方が身近に感じられるはずです。

税理士は企業だけでなく、個人との取引も多くあります。

そういった職業上の特徴からも税理士が地域密着を
セールスポイントに掲げるのは無理がありません。

その一方で、私はそれほど「地域密着」をセールスポイントにはあげていません。

結果的に地域密着の活動が多いわけですが、地域密着ということばに
ポジティブな印象ばかりとはいえないからです。

地域密着 本当に達成できるのか?

地域密着のセールスポイントをあげてみると、

  • 地方の実情を知っている
  • 抽象的・一般的ではない、個別・具体的な対応ができる

といった点があります。

上記のような印象は、一見納得できます。

ただし、実際にそうした地域に密着した対応が
必ずできるかという点は疑問です。

税理士は税務会計サービスを生業にしていますが、
必ずしもローカルを対象とした提案の専門家ではありません。

たとえば、飲食業での創業。

税理士であれば開業前から経理や税務申告のアドバイスができます。

また、創業融資に向けての支援も可能です。

しかし、具体的な営業活動での提案では
経営者が圧倒的に秀でているはずです。

税理士から一般論としてのアドバイスは可能ですが、
地域密着と大きく関連しません。

せいぜい学生のお客さんが多い地域での営業ならば、
夏・冬の長期休暇のときに売上が落ち込むかもしれない
ということを伝えられる程度です。

飲食業の例では、地域密着をセールスポイントにするのは
経営者(創業者)にこそ必要といえます。

税理士が経営者に対して地域に密着した事業に貢献できる
というのはちょっと盛りすぎです。

地域密着 ゾンビの仕組みを放置?

私が地域密着をそれほど強調しないもう一つの理由は、
ゾンビ的な非効率を残してしまいがちになるからです。

地域密着を標榜すると、

  • 対面
  • 不定期な対応

ということにつながりやすい傾向があります。

対面の延長上には、

  • 不意の電話
  • 紙書類依存の処理

といった仕組みが続きます。

地域密着での丁寧な対応が正常な効率化を先送りする
残念な原因になります。

メールやZOOMの利用、インターネットバンキングやクラウド会計の利用が
地域密着と相反するわけではありません。

地域密着での距離的・心理的な隔たりの小ささは安心感につながりますが、
だからといってゾンビ的な仕組みをほったらかしにはしたくありません。

迅速に対応できる地域密着は魅力です。

そのために徐々に効率化を進めて、時間の余裕をつくる
といったところでご協力したいと思います

 

蛇足
冒頭の写真のエクレアはローソンの中部地域限定スイーツです。
石川県立金沢商業高校が監修したそうです。
(製造は岐阜県のメーカー)
コンビニにローカル色の強い商品が並んでいるのも面白いですね。
抹茶味のほどよい苦味がおいしかったです。

 

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