面談時の密度を高めるための試行錯誤とは?
時短や効率化と矛盾しないコミュニケーション
税理士業、税務会計サービスは黙々と事務処理に没頭
といったイメージがあります。
人目につかないところではイメージどおりかもしれません(笑)。
他方、書面やデータだけが相手の仕事ではありません。
コミュニケーションのとり方にも試行錯誤があります。
面談の密度 再配達削減キャンペーン
2024年(令和6年)から多方面で人手不足が話題になっています。
その一つに流通、宅配業界での人手不足があります。
配送量が増えているにも関わらず、従事者が増えていない状況もあり、
再配達を削減する動きが強まっています。
流通事業者だけでなく、官公庁でも再配達削減を呼びかけています。
取り組み例として、
- 時間帯指定の活用
- コンビニ受取や宅配ロッカー、置き配の活用
- 流通事業者とのコミュニケーション
といった対策が挙げられています。
配達時での時間のロスの削減や時間の拘束性をスルーすることで、
仕事の時短と効率化を高める狙いです。
配達に限らず、税務会計サービスでも当てはまりそうです。
面談の密度 時短と効率化の試行錯誤
税務会計サービスは資料とデータを揃えてしまえば仕上がる
といったイメージがあります。
間違いではありません。
資料やデータがなければ、パソコンもソフトも役に立ちません。
帳簿や決算書、申告書の作成だけに絞っている場合であれば、
コミュニケーションは限定的になります。
他方、決算書や申告書の作成以外での期待がある場合、
面談の機会にも工夫の余地があります。
面談の機会を増やすという選択もありますが、限界があります。
時短や時間ロスと同時に面談時の密度を高める選択があります。
私がお客様を訪問、面談の際には以下の点に留意しています。
- 事前のアポイントメント・予約
- 面談時での聞き取り・確認
- 面談後のフォロー
- 次回以降の面談での検討事項の確認
面談時の聞き取りや確認以外はメールでのやりとりが中心です。
面談時といった特定の密度の高い時間を作るためには、
密度の低くなりがちな時間の削減がセットです。
- 移動時間
- 電話でのやりとり
- 資料の郵送
面談の密度 方向性を合わせておく!
税務会計のサービスでは一見すると定型化されています。
とはいえ、一歩踏み込むと様相は一変します。
業種や規模が似通っていても、抱えている課題は異なります。
目指す成果にも経営者ごとに違いがあります。
税理士として経営者をサポートするといった立場でも、
応対にはそれぞれ違いがあります。
面談やコミュニケーション無しでは十分な応対ができません。
面談の密度を高める工夫と同時に、
- どのように仕事を進めるか?
- 税理士に何をどのように期待するか?
といった方向性の確認も必要となります。
方向性をを確認しておくことで残念なズレが防げます。
蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影したラッパスイセンです。
春になると見かける定番の花ですが、面白い形です。
意外ですが、「ラッパ」の正確な語源は不明だそうです。
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