苦い経験をスカッと忘れない仕事術とは?
振り出しに戻さない事後的な工夫とは?
タイトルとアイキャッチ画像がミスマッチかも(笑)。
おいしく楽しい時間を過ごすことが仕事にマイナス
というわけではありません。
苦い経験を残念にしない工夫も試行錯誤の対象です。
スカッと忘れない 打ち上げがある理由
4月からが事実上の「新年(会計年度)」という影響もあるためか、
3月は懇親会や送別会の多い月です。
税理士業界では確定申告期の終了に合わせた「打ち上げ」が
催される事務所があります。
確定申告の処理や手続きは毎年の定番のイベントとは言っても、
一時的に業務が集中する負担は生じます。
慰労としての打ち上げが続いている背景です。
税理士業界に限らず、大仕事のヤマを越えた後は打ち上げ
といったイベントは珍しくありません。
辛い経験をスカッと忘れたい気持ちの現われかもしれません。
とはいえ、スカッと忘れたい気持ちをグッと抑える
といったことも必要なはずです。
スカッと忘れない 苦い経験を成果にする!
当事者にとってルーティンワークや定型業務であれば、
打ち上げや懇親会のきっかけにはなりません。
日常業務中にしょっちゅう気分転換で飲み食いしていると、
かえって健康診断のときに不安を抱えます(笑)。
非日常業務や非定型的な処理に負担を感じます。
経験やノウハウの蓄積が乏しいと、
- 判断が遅い、不正確、曖昧
- 手際が悪い、もたつく、効率が悪い
と当事者でもウンザリする状況となります。
それでも当初予定していた目的や目標が達成できれば。
成果を実感できます。
判断や効率面での成果も蓄積されているはずです。
とはいえ、何の工夫もなく打ち上げに参加してしまうと、
スカッと忘れてしまいます。
確定申告の処理であれば、来年もまた「振り出しに戻る」…
実感をともなった記憶が鮮明なときに、
- 日付をともなった
- 事実と実感(意見)を分けた
- 次の機会への改善点を加えた
記憶ではなく「記録」を残すことがおすすめです。
特定の様式や体裁にこだわる必要はありません。
箇条書きのメモ程度でも「記録」することに意味があります。
スカッと忘れない 成果にできない原因とは?
経験を記録して成果として蓄積することには魅力があります。
他方、記録が残しにくい可能性もあります。
確定申告の処理であれば、
- 何のための処理だったのか?
- 処理がどのような成果につながったか?
といったことがわからないと記録が曖昧になります。
曖昧な記録では成果としてはパッとしません。
事後的ではあっても知識や考え方の確認がおすすめです。
専門用語や考え方を事前に「予習」することは面倒でも、
事後的に確認する「復習」なら負担は抑えられます。
一時的な非日常の業務でも1回限りでないのであれば、
スカッと忘れない工夫も成果となります。
蛇足
アイキャッチ画像は「3月16日」に「弥生会」懇親会で訪れた
「金八(金沢市)」でのメニューの一部です。
(左上より時計回りにふぐ刺し・白子焼き・ひれ酒です)
日付と会の名称から税理士の親睦団体なのか?
と誤解されそうです。
実家の町内の親睦会で毎年3月に食事に出かけている
ということが重なったにすぎません。
税務会計業界所属者は私のみでした。
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