キャリアアップと資格取得を分けるときはいつか? 継続するか、打ち切るか!?
悩ましいか、サクッと応えられるか、それが問題です。
2022年(令和4年)も稲刈りスタート
継続と打ち切り 悩まなかった税理士試験
2022年8月は猛暑とコロナ感染第7波だけでなく、
突発的な豪雨被害も各地で発生しています。
税理士試験を受験をしていた頃の8月後半は
8月上旬の試験の記憶が残っている時期でした。
試験の記憶が残るとは、
- もっと勉強しておけばよかった…
- あんな無茶苦茶な問題解けるわけがない!
- 合格ラインは?
- 合格率は?
といった混乱した想いが続いた時期でもありました(笑)。
その一方で、税理士試験を打ち切るという発想はありませんでした。
信念や覚悟があったわけではありません。
他に有望な目途のたつような選択肢がなかったからです(笑)。
税理士資格の取得とキャリアアップが一致していたので
悩みが無かったわけです。
継続と打ち切り FP試験を打ち切った理由
税理士試験とは異なり、一定の検討をした上で打ち切ったのは
FP(ファイナンシャルプランナー)試験でした。
税理士資格取得後、同世代の先行している税理士では、
- FP/CFP
- 宅地建物取引士
- 行政書士
- 不動産鑑定士
- 社会保険労務士
- 司法書士
とさらに資格取得に励んでいる様子がみられました。
税理士は税務会計サービスを取り扱う専門職ですが、
- ライフプランや資産形成
- 土地取引や評価
- 行政文書の作成
- 社会保険手続き
- 登記
といった業務とも関連します。
税理士以外の資格をもつことで業務に厚みが出る
という発想はスジが良さそうに思えました。
上記の資格のなかでは比較的手掛けやすいFP3級から
受験を開始しました。
幸い3級→2級と順調に合格して、AFP→CFPへのコースも
みえてきました。
が、2級合格後にFPの「試験」勉強は打ち切りました。
FPの取り扱う業務範囲は税理士とも関連します。
言い換えれば、FPの知識は税理士にとっても有効です。
反面、一般論ではなく自分のキャリアとの整合性では、
- ひとり税理士でのリソースの限界
- 法人>個人
とFP資格を活用できる面が乏しい状況でした。
また、どんな知識も仕事の役に立つとはいえ、
- 更新・ブラッシュアップが不可欠
という活用のための前提があります。
無目的で自分ですら納得できていない資格取得であれば、
早々に打ち切ることが吉となります。
継続と打ち切り 仕事の棚卸と連携
キャリアアップと資格取得はある一定の段階までは一致します。
たとえば、経理業務に転職する場合の日商簿記3級・2級の取得。
あるいは、私の場合の税理士資格。
日商簿記であれば「級」、税理士試験は科目数による
段階的な達成感が得られます。
達成感→キャリアアップとつながっていく印象です。
受験勉強→試験→合格、といった過程を段階的に続けると、
- 次のターゲット=資格試験
といったループにはまっていきます。
複数の資格取得がキャリアアップにつながる方もおられます。
とはいえ、資格取得やその後の維持・レベルアップを考えると、
- 仕事の棚卸や整理
- 他の専門家との連携
といった検討が不可欠になります。
他の専門家に丸投げが最適解かどうかは別にして(笑)、
キャリアアップの段階を見直す時期は必要です。
蛇足
資格試験のテキストや問題集の膨大な量をみて、
やる気が出るというタイプの方がいます。
危険な性格です(笑)。
取り組むべきかどうか、一呼吸がおすすめです。
今週のスタエフ
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