転んでもタダでは起きない! 青色申告の繰越損失控除の申告書の書き方

赤字の申告書でも経営資源になります。

繰越損失 切り札の特典

フリーランス・個人事業主でビジネスをするなら
青色申告の利用がおすすめです。

届を税務署に提出するだけで特典を利用できます。

  • 青色申告特別控除
  • 青色専従者給与
  • 少額減価償却資産の特例

積極的に利用したい節税に効果的な特典です。

特典は魅力ですが、なかには限定的に利用する特典もあります。

繰越損失の控除」がそうした特典です。

経営挽回のための切り札ともいえる特典です。

繰越損失 赤字で税金ゼロでも申告が必要

事業の動向によっては、経営状態が赤字の年もあります。

開業間もない頃やコロナ禍の影響での赤字などです。

青色申告を利用する特典では、

  • 事業による赤字を
  • 翌年以降3年間
  • 黒字と相殺できる

繰越損失の控除の仕組みがあります。

以下では国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用して
決算書や申告書を作成します。

たとえば、2020年(令和2年)に赤字だった場合。

赤字の場合、所得税はゼロです。

赤字で確定申告する場合、以下の「第四表」も提出します。

見慣れない書類で圧迫感を感じるかもしれませんが、
サイトに必要な数字を入力すれば自動で作成されます。
(決算や申告に必要な書類が充足していることが前提です)

赤字で所得がゼロなら申告不要に飛びつきそうですが(笑)、
「繰越損失の控除」の利用には確定申告が必要です。

繰越損失 今年が黒字なら税負担を相殺

2021年(令和3年)が黒字で終了した場合、税負担が生じます。

しかし、「繰越損失の控除」の仕組みを利用することで
負担の軽減ができます。

「申告書等の作成」→「税額控除・その他の項目の入力」より
前年の損失を反映させます。

「本年分で差し引く繰越損失額」より入力します。

前年に提出した第四表の出番です。

入力はあっけない印象かもしれません。

申告書の第一表に上記が反映されます。

繰越損失 今年が赤字でもめげずに申告!

残念ながら2021年(令和3年)も赤字のケースもあります。

めげずに申告を進めます。

黒字のときとは違い、前年同様「第四表」が作成されます。

前年との違いは前年の損失が反映されていることです。

繰越損失 早期の解消へ

フリーランス・個人事業主で損失が出ることは
想定したくない状況です。

決算や申告の手続きも気が重くなり、
先送りしがちかもしれません。

とはいえ、放っておいても経営にはプラスになりません。

早い段階で決算や申告を済ませて、次の手を打つ必要があります。

過去の損失を今年以降の税負担にぶつける機会は
きっちり利用できます!

 

蛇足
年末調整や給与所得+還付申告の方にとっては、
第四表はなかなかお目にかからないかもしれません。

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