脱・それなりの効率化のためのAI利用
同じ仕事だから違うアプローチが魅力!
税理士業、税務会計業務は業務の繰り返しが目立ちます。
毎月、毎年、十年一日の印象かもしれません。
だからこそ、違うアプローチが魅力になります。

何度でもおいしくいただきます
違うアプローチ 定番・繰り返しはマンネリ化?
税理士業、税務会計業務は会計・税金が関連するだけでなく、
関連する制度も多々あり厄介です。
他方、月単位・年単位、業種といった切り口でとらえると、
繰り返しやルーティン業務が目立つ特徴があります。
初冬以降の年末長から年明けから春にかけての確定申告、
法人の3月決算は聞き覚えがあるかもしれません。
繰り返しやルーティン業務は経験の蓄積や学習効果となる
といったポジティブな面があります。
反面、緊張感を欠いたマンネリ化しやすい面もあります。
経験値を活かしつつ、緊張感を保った業務を行うためにも、
従来からとは違うアプローチをとることがおすすめです。
違うアプローチ スライド作成とAIシフト
秋から冬にかけて、「記帳指導」に参加しています。
創業したばかりの個人事業者の帳簿作成から決算・申告を
自立して進められるサポートの業務です。
創業魔もない小規模な個人事業主が参加されるので、
応対する税理士としては経験が活かしやすい面があります。
私は記帳指導に際して、
- 事前にスライド作成 → 面談 → メールでフォロー
といったパターンをとっています。
作成するスライドは特に奇をてらった内容ではないので、
メンテナンスすれば連年使用することも可能です。
かつてはウェブアプリ「Canva(キャンバ)」を利用していました。
(資料作成のセンスはCanvaでなんとかする!)
会計・税金になじみのない参加者に重苦しくならないように
デザインに工夫しようと考えたためです。
国税庁のパンフレットは網羅性や正確性はともかくとして、
とっつきにくい印象があります。
悪くないアプローチであり、それなりに効率的でしたが、
スライド作成に時間を要していたことも事実です。
2025年(令和7年)は「まじん式スライド」を利用しています。
(まじん式プロンプトでスライド作成)
必要な資料からAIを利用してスライド作成につなげるアプローチです。
ついでにAIで作成した事務所のロゴをスライドに挿入してみました(笑)。
違うアプローチ デジタル・オンライン・AIへ!
繰り返しやルーティン業務を従来通りに応対することには、
安定感とそれなりの効率性が期待できます。
アナログ・マニュアルの選択でも業務は効率化できます。
とはいえ、「それなり」という既存の枠組み止まりです。
スライド作成をCanvaで行っていた際はデジタル・オンライン
といった環境でしたが1回分当たり数時間は必要でした。
「まじん式」、AIによるスライド作成にシフトしたところ、
数分でスライドが作成できました(笑)。
作成されたスライドは完全無欠の内容ではありませんが、
業務の時間配分を大きく見直すきっかけになりました。
定番化している業務だからこそ、違うアプローチをとることで、
ググッと大きな見直しのきっかけになります。
アタマの理解だけでなく、試してみないとわからないことがあります。
蛇足
アイキャッチ画像は「くりパイ(和乃菓ひろの 石川県白山市)」です。
和菓子・洋菓子を問わず、秋以降のお菓子に栗が目立ちます。
シンプルな食材のようで使い方はいろいろありますね。
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